投稿日:2020年11月30日 | 更新日:2023年9月28日
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今回は、JR片岡駅を訪問したときの散策エピソードです。といいましても、広範囲をいろいろ歩けたわけではありません。前回の記事にある通り、思わぬ事情で降りてしまったため、乗り継ぎを考えたら長時間の滞在はできなかったのですよ。
この旅は、奥羽本線(山形線)で米沢駅へ向かう予定でして…。ご存じの方はお察しいただけると思いますが、ものごっつ電車の本数少ないんですよ。なので、次の電車に飛び乗らなあかんかったというわけです。
ということで適当歩きですが、今回の物語にピークは散策から駅へ戻って来たときに訪れます。そして、なんだかんだ言って私の横でおにぎり食べだしたおじさんに感謝することになるのでした(悔しいけど)。では、行きましょう!
片岡駅前(旧駅舎)の様子
片岡駅を出発しましょう。
駅前には片岡駅がある栃木県矢板市の文化財をめぐる案内図がありました。けっこうな広範囲みたいで、滞在時間が短い今回は難しそうです。
近くには駐輪場もありました。駅舎の小ささを思えばかなりの大きさだと思います。これって無料で使えるのかな?お得ですね。
地図の通り、駅前には県道74号線が通ってるので、この道を片岡郵便局方面へ歩きました。
ちなみに駅前に「菓子処 きむら屋」って和菓子屋さんがありますが、ここ結構人気みたいですね。
町中の街頭に「八方の月」って看板がたくさんあったのですが、きむら屋の目玉商品なのだそう。しまった~立ち寄ればよかった~。
きむら屋を通り過ぎると、目の前に県道74号。通り沿いには個人商店がいろいろと並んでいました。片岡交通…ローカル感を感じられてワクワクしますね。冒頭の駅舎写真で写ってたタクシーもここのなのかな?
可愛らしいログハウス調の本屋さん「BOOKS かたおか」。本屋っていうと、駅ビルの一角みたいなテナント式のイメージが強くなり、こうした一軒家のような造りはほとんど見かけなくなりました。貴重だなあ。
撮影から7年経ってしまい、今では閉店してしまったようです。いい雰囲気なのにな~。残念だ。
県道沿いを走る顔つきのバス。地元の幼稚園のバスみたいです。ちょっと『きかんしゃトーマス』を思い浮かべちゃいました。
サンユーや鶴ケ池公園を見つける
夏の青春18きっぷということで、朝顔が元気に咲いています。
引き続きのどかな景色を見ながらテクテク歩く。
道がまっすぐ進むと県道30号線、左に曲がると県道74号線に分岐するので左折しました。「スーパーマーケット サンユー」と書かれてるのが気になりました。
サンユー片岡店を発見。なかなか大きなスーパーですね。めっちゃ気になるのですが、開店より30分早く来てしまったので断念。
サンユー片岡店は、CGCグループのスーパーのひとつだそうです。実は北茨城市に本部を置くスーパーチェーン店にも「サンユーストア」ってところがありまして、ここもCGCグループなのですが、片岡店はここの傘下ではないらしい(公式サイトの店舗一覧に名前がありませんでした)。
血を分けた兄弟って感じなのでしょうか、ご当地スーパー、奥が深いです。
近くには、蔵造りをイメージしたかのようなオシャレな精米所がありました。
スーパーに隣接した公園に行ってみる。
ちょっと読みにくいですけど「鶴ケ池公園」というようです。
公園の敷地はガラリーンとしてて、走り回るには最高の環境でした。
まあ、そんな元気はないので日陰になってるベンチでひと休みしたら駅へ戻りました。
駅員さんに衝撃の事実を告げられる
こんな感じでのらりくらりと散策して片岡駅に戻ると、駅員さんに「いい写真は撮れましたか?」と聞かれました。
散策が十分にできなかったのでモヤモヤしつつ、「…はい」と答えると、駅員さんの口から衝撃の言葉が。
「この建物ね、もうすぐなくなっちゃうの。建て替えるから」
・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
「えぇぇぇぇぇぇ!!??(;゚Д゚)」
人生初の”もうすぐ取り壊される駅舎とのご対面”で、びっくりしすぎて思わず待合所で叫んでしまいました。
私「い、いつなくなっちゃうんですか??」
駅員さん「今月いっぱい?来月だっけ?」
私「そうなんですか…(あっけらかんとしてるなぁ!)」
きっと、この事情を知っている鉄道ファンがたくさん訪ねてきてるから私にもこの質問をしたんでしょうね。
駅舎がなくなると分かってたら、もっともっとたくさん駅舎との時間を作ったのに!というか、中途半端な散策なんてしなかったのに…!!
そんな未練を引きずりながら、間もなくやってくる電車に乗るべく移動しつつ撮影したのが上の写真です。
跨線橋を渡った後もムービーで駅舎を撮影しました(涙)これはキャプチャー画像です。
いつまでも あると思うな レトロ駅舎
駅前の歌碑にならって私も思わず一句詠んでしまいました。
鉄道旅を始めたばかりの私が、駅舎との対面は一期一会かもしれないことを身をもって学んだのが片岡駅というわけです。ホント、おじさんのおかげで思い出深い駅になったよ。
片岡駅の新駅舎(2018年撮影)
片岡駅訪問から5年。青春18きっぷで東北地方を訪ねたときに片岡駅を通過したので電車の中からですが写真を撮りました。なんと立派な姿に…(涙)
冒頭の写真の通り、旧駅舎は地上駅舎でしたが、新駅舎は駅の機能(改札など)がプラットホームの上にある橋上駅舎となっているそうです。大きなガラス窓で眺めが良さそう。
こちらも駅舎の一部。出入口かな?シックな色にまとめられていますね。本当に改めて、なんと立派な姿に…(涙)
列車待ち合わせのために少し長めの停車をしたので、ホームの撮影もできました。訪問時と変わらずフェンスがあります。そして、その奥にはレンガ造りのランプ小屋が!!
新駅舎になっても、歴史を伝えるところはしっかり残してくれているのが嬉しいですね。新駅舎を撮影するときにはしっかり見させてもらいます。早く再訪したいですね。
こんな感じで片岡駅のエピソードは終わりです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。