投稿日:2020年3月21日 | 更新日:2023年9月28日
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さて、今回はJR金ケ崎駅から歩いていきます。目的地は、重伝建にもなっている「金ケ崎町城内諏訪小路」です。あいにくの天気になってしまったのですが、雨音響くレトロな町並みの散策もなかなか風情があって良かったですよ。
金ケ崎駅の駅舎探索とご当地マンホール編はこちらをご覧ください。
金ケ崎町城内諏訪小路って何?
金ケ崎町城内諏訪小路とは、江戸時代にこの地をおさめた伊達藩の伊達氏一族(家臣)・大町氏の要害を中心に広がる武家町です。
要害というのは、「地形が険しく、敵を防ぐのに適している所」を意味するのだそう。武家町のほぼ全域は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
通り沿いには生垣が続き、また「イグネ」という屋敷林も多くみられることから、緑豊かな町並みが印象的でした。
ちなみに、保存区内の住宅はすべて非公開となっているので、間違えて勝手に入らないよう注意です!観光スポットとして整備されている、かつての武家屋敷などをめぐっていきましょう。
旧坂本家侍住宅でスリッパのキーホルダーを買う
金ケ崎駅を出て、目の前の道をまっすぐ歩いた私が一番最初にたどり着いたのは、「旧坂本家侍住宅」でした。
坂本家は、もともと伊達氏の預足軽だったのですが、後に大町家臣の家臣となった一族だそうです。主屋が立てられたのは1830年(天保1)。江戸後期にあたります。
中にはスタッフさんがおり、記帳をして見学させていただきました。
中は広々、こんなかんじ。ワークショップや企画展といったイベントを催すこともあるそうです。
和雑貨の販売もしており、私はこちらのスリッパに一目惚れしてしまいました。可愛くないっすか?
小さなスリッパの横に鈴がついたキーホルダーで、私はピンボケしている手前の緑色のスリッパを買いました。
私はガラケー持ちなので、ストラップ代わりに装着!スリッパの前はたわしのストラップをつけていたので、「生活用品ばっかりじゃん!」と友人に突っ込まれました。
そんなこんなで旧坂本家侍住宅を出たのち、再び歩き始める。途中に金ケ崎神社があったのですが、時間がなくてスルーしちゃいました。
諏訪公園前のバス停。緑に囲まれひっそり立ってました。
きのこかな?雨の中の散歩もなかなか楽しいものです。
白糸まちなみ交流館に到着
道なりに歩いたら、「白糸まちなみ交流館」に着きました。ここは観光案内所になっていて、本来なら最初に来るべき場所でした…。
私はすでにパンフレットをもらっていたので特に用はなく、昔の日本家屋ならではの土間などを見学させてもらいました。
その後はそばにある表小路という細い路地へ。ここを入ると、本格的に「金ケ崎町城内諏訪小路」の世界が始まります。
侍屋敷 大松沢家と金ケ崎要害歴史館
表小路を歩くと、立派な門を発見。江戸時代後期の様式を今もとどめたものだそうです。ここは見学可能なスポットになっています。中に入ってみましょう。
緑に囲まれて現れたのは、「侍屋敷 大松沢家」です。
江戸時代後期には、山林奉行を務めていたという大松沢家のお屋敷。さきほどの白糸まちなみ交流館に比べると、どこか洋風な感じがします。
こちらの主屋は、大正末期から昭和初期に建てられたのだそうです。納得納得。
家の中から庭を鑑賞できるように、庭に面して建てられたんだそうですよ。これだけきれいな庭なら、それもまた納得です。
屋敷の中は現在、カフェになっていました。正直、駅からここまで歩く中でほとんど人にすれ違わなかったのに、ここは人でいっぱい。
侍屋敷 大松沢家、人気スポットですね。
私も食事したかったのですが、時間が足りず断念しました…。
敷地の奥までひと通り見せてもらったら、次のスポットへ行きます。
侍屋敷 大松沢家と隣接するように建っているのが、金ケ崎町要害歴史館です。
城の代わりの役割を持った金ケ崎の要害について知ることができますよ。
昔話に出てきそうな片平丁・旧大沼家侍住宅
金ケ崎町要害歴史館を出て、細い路地を歩くと…
深い緑の林道を見つけたので、歩くことにしました。花粉症シーズンに見ると、写真だけで目がかゆくなりますね(私は花粉症持ち)。
数分程歩くと、「旧大沼家侍住宅」と書かれた看板を発見。裏手から入っていく形になりますが、とりあえず立ち寄ることにしました。
すると、昔話に出てきそうな立派な茅葺屋根のお家が!
ここは「片平丁・旧大沼家侍住宅」といいます。
大松に大沼とちょっとややこしい(笑)
敷地の前には田畑と細い道がありまして、この道を歩くと金ヶ崎要害歴史館の駐車場につながってました。つまり私は回り道を!?
いや、林道を歩くのもなかなか良い雰囲気だったので、あえて歩いたのですよ。歩くの良いですよ!!(説得)
片平丁・旧大沼家侍住宅は、この細い道から撮るのがおすすめです。緑に囲まれ、茅葺屋根のお家が並んでいる姿は見ていてとっても癒されます。
写真に写ってないのですが、左側には馬屋もあります。屋根がちょろっと入ってますね。主屋は江戸時代に建てられたそうです。
こんな感じで金ヶ崎町城内諏訪小路を見て回りました。
写真では建物ばかり紹介してますが、実は保存地区一帯の生垣といった何気ない道の雰囲気も素敵なんです。
歩かないと分からない、独特の癒しをぜひ体感しに行ってみてください。私も天気がいい日に改めて行ってみたいなあ…。
今回の金ヶ崎駅と金ヶ崎町城内諏訪小路の様子を動画にしてみました。音付きだと雨音響いて良い感じです。良かったらこちらもどうぞ。
長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。