投稿日:2018年11月4日 | 更新日:2023年9月28日
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長々とお伝えしてきた宮城&福島の青春18きっぷ旅も、残すところあと2日となりました。明日は帰宅日となるので、この日が最終日と言っても良いでしょう。
せっかく青春18きっぷに乗って遠方に来たのですから、やっぱり私鉄のローカル線にも乗っておきたいということで、今回は福島駅から出発できる飯坂電車で遊ぶことにしました。
6日目の旅程
乗り継ぎの予定と途中下車する駅はご覧の通り。
10:12福島-10:13曽根田
10:56曽根田-11:08桜水
11:33桜水-11:35平野
12:25平野-12:33飯坂温泉
14:15飯坂温泉-14:34美術館図書館前
16:14美術館図書館前-16:18福島
では、さっそく行きましょう!
福島駅からレトロ駅舎が気になる曽根田駅へ
福島駅西口にあるホテルを出発。飯坂電車の乗り場は東口にあるので移動。そのとき、西口から東口へ駅を使っての通り抜けができず、地下道を歩かなければいけないことを知る。変わった造りだけど個性的で面白い。
そして飯坂電車のりばに到着。こぢんまりとした入口に、色あせたレトロな看板というのがローカル線らしくて素敵。
そして1日フリーきっぷをゲット。飯坂電車の1日フリーきっぷは、800円で大人1人+子供3人(小学生1人・幼児2人)が利用できるという家族ぐるみで鉄道旅行が楽しめる超お得きっぷ。
しかも共同浴場の入浴券や提携店のお得サービスを受けられるという特典付き。
私が訪問した日は9月11日で1がつく日ということで、520円できっぷが買えました。鉄道利用促進デーらしい。やったね。
パンフレットも貰い、友人改札のお姉さんに「行ってらっしゃい」と見送られてホームへ。阿武隈急行も同じホームなんだ。いつか乗りたいなあ。
そして待つこと20分。飯坂電車、通称「いい電」とご対面。まずは福島県の隣にある曽根田駅へ。
曽根田駅に到着
福島駅からわずか1分で曽根田駅に到着。まずはレトロな駅名看板をパチリ。
かつては福島駅と曽根田駅の間にもうひとつ「西町」って駅があったんだそう。それはかなり駅同士の感覚が狭くなりますね。
ここは飯坂電車のなかでも駅舎が見どころの駅。レトロ駅舎として人気なのですが、2010年に改修されたのだそう。
かつては赤屋根じゃなく青屋根でした。それでも、年季がある壁や窓枠はしっかり残ってます。
改札の横には忘れ物コーナー。なんかこういうのって温かくて好き。
駅舎外観を撮影。福島駅から近いってことで、周辺はそれほど変わらず。なので散策はせず、ひたすら駅舎を愛でてました。
「電車がきます」の電光掲示板もレトロで良い感じ。まだ飯坂電車に乗って1駅目なので、こうしたアイテムひとつひとつが新鮮に感じられます。
つづいて桜水駅へ行きましょう。
車両基地がある桜水駅
曽根田駅の6つ隣にある桜水駅まで一気にジャンプ。飯坂電車のパンフレットによると、ここは飯坂電車の聖地なのだそうです。
というのも、ここには車両基地があります。ホームに降り、笹谷方面に歩くと車両が見えました。
駅を出てもっとそばで車両を見れる場所があるかな~と探したけど、結局ここが一番よく見えた。ほかは関係者立ち入り禁止になってて、隙間からもあまり車両が見えないのですよ。
駅員さんが歩く道。
地下道を歩き、駅舎内へ。ちょっと薄暗い雰囲気。
トイレが「化粧室」と書かれていて、すごく歴史を感じる。中はどうなってるんだろう。見とけばよかった。
入口付近のテーブルには、お花屋手作りプレゼントや手紙がたくさん飾られてました。地元の人に愛されてる様子が伝わってきます。
そして駅舎外観。駅名にピッタリの桜色の建物でした。
つづいて隣の平野駅へ。
マイ踏切がいっぱいの平野駅
3駅目は平野駅。ここではちょっと変わった風景が見られるらしい。
駅舎はなし、一部時間を除いては無人駅です。
駅を出て正面に見えるのは、どこにでもある住宅地。そして・・
各ご家庭に設置されているマイ踏切。ぜんぶで20か所に設置されているのだとか。
中には個性的な標識を設置しているマイ踏切もあるのですが、一般家庭の踏切なので撮影できず。ぜひ、生で見てみてください。
もちろん一般道につながる踏切もあります。ひとつ適当な踏切を選び、周辺を歩いてみると・・
道の真ん中に猫がぽつり。じ~っとこっちを見てるので近づいてみたところ、脇にある駐車場に逃げられました。
怪しいものを見る目つき(涙)
そのまま成り行き任せに歩いてみる。
基本は普通の住宅地ですが、りんご畑の横にぽつんと立つお寺など、ところどころに見どころがあって楽しめました。
つづいては、飯坂電車の一番の見どころと言える飯坂温泉駅です。
昭和レトロな雰囲気漂う飯坂温泉駅
3つ隣にある飯坂電車の終点駅・飯坂温泉駅に到着。
駅舎の窓からは十綱橋(とつなばし)が見えます。大正時代に作られた鋼製アーチ橋の中では特に古いものらしい。
パッと見ただけでも惹きこまれるものがあります。
駅舎から出て外観を撮影。レトロ風の新しい建物って感じですね。
駅出口には松尾芭蕉師匠の銅像がありました。飯坂温泉に来たことがあるんだそう。さすがグレート旅人。
飯坂電車の1日フリーきっぷで共同浴場を利用できますが、私は今回使いませんでした。その代わり、町中にある足湯を利用することに。
こちらは十綱橋から歩いて3分くらいの場所にある、ちゃんこちゃんこの湯。昔飼ってた猫に「ちゃんこ」って名前つけてたから気になったのです。
生まれて初めて足湯に浸かったんですが、めっちゃ熱くてびっくりしました。15秒浸かるのに精いっぱい。ちょっと浸かっては「ひぃ~」って言って足を出して‥を繰り返してました(笑)
足湯を満喫した後は適当にブラブラ歩いて、新十綱橋を渡る。温泉宿がズラリと並ぶ景色がたまらなく風情があって良い。
静かで、レトロ感満載で、本当に落ち着く。
さらにブラブラ歩いてたら、旧堀切邸に着きました。ここは足湯プラス手湯もあって、再び体を癒すことができました。
江戸時代の豪商の家ということで、建築物も見ごたえがありました。蔵の中の見学もできて楽しかった。
近くには澤田屋というお菓子屋を発見。こちら、飯坂温泉といえばココってくらい有名な店で、温泉街にはいくつか店舗があります。
名物はピュアオレンジケーキ。ファミリー用の大きいやつが一番人気とお店の方に教えてもらったのですが、この後のスケジュール的に持ち歩きができないので、こちらの1人用を購入。
素朴な甘味の中にオレンジの酸味が加わって、とても美味しかったです。
飯坂温泉といえば円盤餃子も有名なんですが、時間が合わずお店がランチ後の休憩に入ってました。残念。
そんな感じで楽しんだら、最後は美術館図書館前駅に向かいます。
ひぃひぃ山道を「さんぽ」した美術館図書館前駅
本日、最後に立ち寄るのは美術館図書館前駅です。
こちらは信夫山(しのぶやま)の最寄り駅として有名です。ということで、すでに疲れ切った体で山登りを始めます。
信夫山は、トトロの「さんぽ」って歌のモチーフとなった場所なんだそうです。確かに緑のトンネルが美しいのですが、体力満タンのうちに訪ねるべきだった。
あの軽快な歌を心の中で口ずさむも、だんだん「あるこ~あるこ~♪私は・・・・・元気・・・?」と疑問形になる始末。
途中で赤いきのこを見つけて
「これ食べたらマリオみたいにでっかくなって歩幅大きくなる?」
と訳わからない思考に陥ったり
途中で子猫に遭遇し、「デュフフフ」とおかしな笑い声を上げながら写真を撮ったりしながら、どうにか山道を登り切りました。
そして着いた、信夫山第一展望台。信夫山第二展望台の方が有名らしいんだけど(泊まったホテルに地元の小学生が作った新聞が貼ってあり、そこに書いてあった)、私にはここが限界でした。
でも景色綺麗だった。ベンチに座って30分くらい休んでから美術館図書館前駅に戻り、福島駅にあるホテルに帰ったのでした。
今回の旅行の最終日ってことで、体力空っぽになるまで楽しみました。飯坂電車、また別の季節に乗りたいな~と思います。
次回は帰宅前の福島駅散策を紹介します。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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