前回の醒ヶ井駅に続き、今回も滋賀の東海道線の駅をピックアップします。主役の名は、柏原駅です。醒ヶ井駅と同じく、「いいな~」と思ったところにふらりと降りてみたのですが、結果、醒ヶ井駅のふたつ隣というご近所さんに…。
出発した米原駅からも4つしか離れておらず、「頻繁に降りすぎ!」と自分でもツッコミを入れてしまったのですが、久々の鉄道旅ではしゃいでしまったということで、ご勘弁ください。では、行きましょう!
もくじ
柏原駅の基本情報と駅名標
所在地:滋賀県米原市柏原1081
路線:東海道線(JR東海)
撮影日:2020年9月中旬
少し前から紹介してる、「米原~大垣の旅2020」で途中下車した駅です。Googleマップで確認すると、米原駅から13分とのこと。ホント、電車乗ってすぐに下車しすぎやで自分。
地図を広範囲にしていただけると分かりますが、近くには伊吹山があり、醒ヶ井駅と同じく東海道線の中でも豪雪地帯にある駅となります。なので冬に行くと、それはそれで楽しめそうですね。寒そうだけど(笑)
まずはホームに吊るされている駅名標を撮影。設置されてからだいぶ時間が経っているのか全体的にクリーム色ですが、地名の部分だけ真っ白です。
柏原村がほかの村と合併して坂田郡山東町になって、旧山東町がほかの町と合併して米原市になり今に至る…というわけで、地名だけ付け替えられたんですね。
続いてホームを歩いてみます。
柏原駅のホームの様子
電車を見送りつつホームを撮影。米原方面にちょっと歩いてみました。駅舎側に電車が停まって、反対側は何かの工事をしています。目の前には、小さな待合所がありました。
再び下車した位置に戻って、反対側のホームを撮る。ブロックが積まれた擁壁(ようへき)が、黒ずんでて、個人的には歴史を感じさせる美だと思ってます。駅好きポイントのひとつです。
さて、気になるのが奥にある駅舎です。ホームと隣接してるかと思いきや、間に黄色い柵がありまして…。「(ホームと駅舎が)つながってないんかい!」というところに好奇心をかき立てられました。
私の勝手なイメージですが、地上駅で比較的小さなローカル駅って駅舎とホームが隣接してて、出入口と改札口とホームが一直線につながってるところが多いじゃないですか。なのに、柏原駅は駅舎とホームがつながってないんですよ!これ、改札口どんなんなんだろうって気になっちゃったわけです。
というわけで、柏原駅は跨線橋を渡って改札へ行くことになります。さっそく行ってみましょう。
柏原駅の跨線橋で謎のメッセージを受け取る
跨線橋の階段にはプリントしたものを貼り付けたメッセージがたくさんありました。「仕事お疲れ様」…通勤客をいたわる素敵な言葉です。下の「左側通行」が手書きでいい味出してます。
お、次は「柏原へようこそ」ですか。私たち観光客も歓迎してくださって、ありがたいですね。
………!!??
「爆竹が鳴っても、気にしないでね(ハート)」
急に文字が丸文字っぽくなってるところに、余計な怖さを感じます(笑)え??爆竹って何に使うの?どうなってるの?
通常、爆竹は熊除けや催事に使われるようですが、柏原ではどんな用途に使われるのか調べても分からず。タイトルで”謎のメッセージ”と大きな振りを入れておいて、本当に謎のままにしてしまって申し訳ないです。詳細が分かる方、ぜひ教えてください。
なんか、いろいろちょいちょい面白要素が見つかる柏原駅ですね。改札へ行く前に、反対ホームに寄ってみました。
柵に囲われたキロポストを発見。ここは、東京起点で430.9kmなんですって。
跨線橋を遠くから見るとこんな感じ。右が電車を降りたホームです。
ホームの端っこから駅舎方面へ戻ります。ここなら、駅舎外壁にかけられた駅名標もよく見える。絵本に出てきそうな優しいタッチの絵が描かれています。昔ながらの…って感じでいいですね。ずっとここにあって欲しいなぁ。
では、いよいよ改札へと向かいましょう。
柏原駅の改札口と駅舎外観
これはびっくり!駅舎側の階段を降りた場所が改札口になってる!なるほど、こういうことだったのか。階段の先にいきなり改札が見えるのは、初見にはインパクトあります。
しかも改札の手前にはトイレもあるのね。そして、交通系ICカードがタッチできる機械もあります。なんだろう、この所狭しと駅に必要な設備が集まってる感じ、個性的でいいなあ。
切符を回収するポストの上には、筆で描いたような文字フォントの案内板が。ちょっぴりレトロで、これまたいいですね。
改札を出て、反対側から撮るとこんな感じです。駅舎内にはきっぷ売り場の窓口と待合所もありました。続いて外に出てみましょう。
柏原駅の駅舎外観はこんな感じです。波板屋根で真っ平らな建物といえばプレハブというイメージを勝手に持っていたのですが、違うようです。
シャレオツな駅舎が増えている中、この簡素な造りにかえって惹かれてしまう駅舎好きがここに一人…。
それにしても柏原駅って、これだけ横広な面積を持っていながら改札”口”は端っこにギュッとつまってて、ひょっとこみたいだなあと思ってしまいました。
うん、君はひょっとこ駅舎だ!(失礼)
駅舎外壁の駅名標に近づいてみる。JR東海の駅は、駅名の横にオレンジ色のあのロゴマークが入っていることが多いのですが(前回の醒ヶ井駅もそうでしたね)、柏原駅にはありません。でも、これも個性だから個人的にはこのままでいて欲しい。
壁もよく見ると、ブロック積みであることが分かります。
駅前には、中山道柏原宿があることを知らせる案内板がありました。これを手掛かりに散策をしてみますか。
駅前には一本の道が通っているので、ここを歩いて出発!柏原駅を振り返って見てしまう未練がましさよ。
でも、前を見たら風情漂う木造家屋が並んでいて、宿場町って感じがしてそれはそれでワクワクするなぁ(切り替え早し)。
……!!??(2回目)
なんか柏原駅に来てからは驚かされっぱなしです。次回は、散策編を紹介します。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。