佐久間駅

図書館併設の無人駅!JR佐久間駅(飯田線/静岡県)と周辺を探索【写真22枚】

投稿日:2021年10月13日 | 更新日:2023年9月28日

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今回は飯田線の無人駅の中でも特に個性的な「JR佐久間駅」が主役です。

駅舎と駅周辺の様子をまとめてご紹介します。では出発です!

※2021年10月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2013年3月)




飯田線の無人駅の中でも独特の個性を持つ、佐久間駅

佐久間駅

静岡県浜松市天竜区にある佐久間駅。飯田線の駅のひとつで、駅名標はJR東海のコーポレートカラーであるオレンジ色のラインが引いてあります。

飯田線の始発・豊橋駅から佐久間駅までは、約2時間でアクセスできます。そして6つ隣には有名な小和田駅もありますよ。

「6つも離れてるの」と思われるかもしれませんが、94駅もある飯田線の中ではご近所さんです。

佐久間駅

柱用の駅名標も撮影。後ろは飯田線の車両です。ディープなローカル路線だけど、車両は今時な感じでした。

佐久間駅

駅構造は、片面に線路があるホーム(単式ホーム)がひとつあるだけの地上駅です。

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周辺は山に囲まれています。

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ホームにはそれなりに大きな待合室があります。

佐久間駅

中には木造の大きなベンチが設置されていました。

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改札・駅舎に行くには、こちらの通路を歩いて行きます。では続いて駅舎を見ていきましょう。




佐久間駅の駅舎や待合室

佐久間駅

通路を歩いてる途中で、佐久間駅名物の図書館(浜松市立佐久間図書館)が見えてきます。

図書館には「風の中へ、光の中へ、民話の郷・佐久間」と書かれています。

この「民話の郷」ってのが、後の散策でも重要になってきます。言葉通り、佐久間にはたくさんの民話が存在するのだそうです。

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屋根の上の小窓(ドーマ―)には、ステンドグラスが施されています。佐久間図書館のステンドグラスは、佐久間の自然や民話を表現しているそうです。

窓際には丸い板みたいなものがありますが、これは列車の先頭につけられるヘッドマークです。図書館内で写真を撮るのは気が引けたので、肝心なデザインが分かる写真は手元にありません。

ぜひ佐久間駅を訪ねたときに生で見てみてください。

佐久間駅

駅舎の出入口に着きました。無人駅だからなのか改札らしい姿ではなく、普通の引き戸でした。ドアの上に取り付けられた木製の看板がいい味出してます。

佐久間駅

待合室の中はご覧のとおり、実にシンプル。細長い掃除道具ロッカーを見たのは、小中学校のとき以来かもしれません。

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時刻表を見てみる(2013年3月のものですが)。通勤時間帯を除くと、数時間に1本しか電車が来ないことも珍しくない。

上り方面の終電が21時台ってのもビックリ。飯田線の途中下車の旅はつくづく大変ですね。

佐久間駅

そして駅舎外観を撮影。左側の小さなスペースが先ほど見た待合室で、大きなステンドグラスがある右側の建物が佐久間図書館となります。

うん、実質図書館ですね。

ステンドグラスもいいですが、外壁が丸太を積み重ねたログハウスっぽくなってるのも個性的でいい感じです。

佐久間駅

駅前にある電話ボックスも木造で、ステンドグラスが施されていてこだわりを感じました。

公衆電話が使われることが減っていますが、今でもこの電話ボックスは残っているのでしょうか。残ってて欲しいですね。




【名物】佐久間駅と併設している図書館

佐久間駅

さてさて、佐久間駅といえばの図書館も少しだけ覗いてみましょう。入口では山本譲二さんのポスターがお出迎えしてくれました。

佐久間駅

入口には傘立てにコインロッカーがありました。飯田線の無人駅でコインロッカーがあるのは、珍しい&ありがたいかもしれません。

図書館を利用する人だけでなく、鉄道旅で立ち寄った人が荷物を預けたいときにも使えそうです。

リサイクル図書コーナーってのは、家で読まなくなった本を持ち寄っているのでしょうかね?

2013年時点での案内板です。公式サイトを確認しましたが、開館時間や休館日は今も変わってないようです。

実は散策の後、電車が来るまで図書館を利用させてもらったのですが、とても居心地よかったです。大きな窓から太陽の光が差し込んで、のんびりソファに座りながら癒しの読書タイムを過ごせました。

ちなみに図書館で読んだ本は『からすのパンやさん』です(笑)

いろんなパンが出てきて、すごく美味しそうだったのを8年経った今も覚えています。




佐久間駅周辺にある発電所と天竜川橋梁

佐久間駅

先ほどの電話ボックスの写真をよく見ていただくと、右側に地下化へつながる階段があるのが分かります。

この佐久間駅前地下道を歩いて、佐久間駅周辺の様子も見てみましょう。

佐久間駅

佐久間駅前地下道を歩くと、駅出入口がある方とは反対側の道に出ます。駅ホームをちょっと見上げる感じになりました。

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地下道を使えば、踏切を渡らずに線路を超えられるので便利ですね。って言いながら、踏切に来てしまう。

踏切前に立つと、正面に佐久間発電所がありました。詳しい設備の名前は分かりませんが、ものすごい重厚感&迫力です。

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踏切を渡るときに左右を確認したら、上り方面に立派な橋を見つけました。天竜川橋梁(きょうりょう)と書かれています。

ここを走る飯田線の車両を写真で撮れたら、さぞかし凄いことだろうなぁ・・なんて妄想が膨らみました。

地図を確認したところ、天竜川橋梁は細いながらも歩道があって、電車を間近で見ながら橋を渡れる様子。

ここを渡って、隣の中部天竜駅まで徒歩約20分で行けます。そんな散策ルートも楽しそうです。いつか中部天竜駅を訪ねたときに挑戦してみようかな。

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でも今回は橋を渡らず、佐久間発電所入口を渡って佐久間駅へ戻りました。

次回は本格的な散策の様子をお伝えします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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