金沢城公園_五十間長屋

金沢城公園 玉泉院丸口から朝の散歩をする【金沢ワーケーション6日目】

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今回は、金沢ワーケーション6日目の記録を紹介します。6日目は午後から仕事が入っているので、午前中に朝さんぽがてら金沢城公園を散策してきました。

人気観光スポットなだけあって、平日の午前でも人がいっぱいでした。では出発です!

【本編の前に】
令和6年(2024年)能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。

ご紹介するスポットの現在の状況は、公式サイトよりご確認ください(記事の最後にリンクを載せています)。
金沢を中心に石川県への旅行に興味を持つきっかけにしていただければ幸いです。

※写真は2023年4月撮影のものを使用しています。




金沢城公園 玉泉院丸口から散歩スタート

金沢城公園_玉泉院丸口

宿泊先の「ユニゾイン金沢百万石通り」から徒歩約12分。金沢城公園公園の玉泉院丸口に着きました。金沢城公園内にある玉泉院丸庭園(ぎょくせんいんまるていえん)が特に楽しみだったので、ここの出入口を選びました。

金沢城公園_玉泉院丸庭園

緑いっぱいの緩やかな坂道を200mちょっと歩いたら建物が見えてきました。左側の建物は玉泉庵という休憩所で、中では玉泉院丸庭園を一望しながらオリジナル上生菓子付きの抹茶が800円でいただけるそうです。

右側の解放されている扉から玉泉院丸庭園に入れます。

金沢城公園_玉泉院丸庭園

建物を通り抜けると、庭園を一望できる展望スペースがあります。まずはここで記念撮影。

玉泉院丸庭園は大きな池(池泉)を中心とした造りで、中を歩いて楽しめる(回遊)、池泉回遊式の庭園です。

池の中には一の島、二の島、三の島があって、展望スペースから橋を渡って一ノ島に行くことができます。一と二の島は橋でつながっていました。

金沢城公園_玉泉院丸庭園

庭園の中を歩くのも良いですが、私は全体をいろんな角度から眺めていたい気分だったので、外周するルートを選択。見事な庭園を見た後は階段を上り、石垣群がある方へ向かいました。

玉泉院丸庭園ってどんなところ?

玉泉院丸庭園は、加賀藩主3代目の前田利常が造り始め、その後の歴代の藩主によって手を加えられて造り上げられた庭園です。池底からの周囲の石垣最上段までの高低差は約22mあるといわれており、滝もあって、立体的な造りが特徴となっています。

現在の姿は、2008年(平成20)から5年かけて実施した発掘調査などを基にして再現されたものです。

旧第六旅団司令部と印が付いた石垣も見どころのひとつ

金沢城公園_旧第六旅団司令部

石垣群沿いを道沿いに歩くとレトロな建物を発見!旧第六旅団司令部というそうです。

陸軍本省の設計によって1898年(明治31)に建てられたもので、昔は全国に似た建物があったのだそう。現地で見たときは「重厚な造りだな~」と思ったのですが、意外にも木造平家建てだそうです。

金沢城公園_石垣の印

旧第六旅団司令部の近くには石段の案内板がありました。写真の石段は石の表面を長方形にした「切石積み」という技法を使っていて、よく見ると石の表面には刻印があります。

刻印の理由には諸説あるみたいですが、作業グループごとにマークが決まっていて石を切り出すときに印をつけたのでは?という説もあるそうです。

よーく見ると〇で囲まれたバツ印とか、□で囲まれたバツ印とかいろいろあって面白いです。ここ以外の石段にも刻印があるので、金沢城公園を歩いてる間はずっと石段のマークを探してしまいました。




菱櫓・五十間長屋・橋爪門などを見学する

金沢城公園_五十間長屋

さらに道なりに歩くと二の丸広場につき、その先には菱櫓五十間長屋が見えてきました。で、でかい!これこそ金沢城って感じです。

中は最新の博物館みたいな展示施設になっていて、チケットを購入すれば菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門をまとめて見学できます。

2024年4月時点の料金は大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円です。

金沢城公園_五十間長屋

古文書を基に再現した階段や、壁の断面が実物で分かるスペースなどがあって、建物そのものが展示物みたいな印象が強かったです。建築物好きなら歴史に興味がなくても楽しめるかも?

ほかにも昔の絵図を基に金沢城全体を再現した模型や、復元工事の様子を伝える資料なども展示されていました。

金沢城公園_五十間長屋

個人的なお気に入りは、こちらの松虎図(しょうこず)。金沢出身の絵師・岸駒(がんく)の代表作のひとつだそうです。

建物内はとにかく広くて、ざっと見ただけの私でも所要時間が25分くらいかかりました。

三十間長屋は工事中でした

金沢城公園_三十間長屋

五十間長屋の近くには三十間長屋があるのですが、訪問時は工事中でした。国の重要文化財に指定されているそう。再訪時に見るのを楽しみにしておきます。




一番のお気に入り!戌亥櫓跡からの眺めを楽しむ

金沢城公園_戌亥櫓跡

三十間長屋の前を通過してしばらく歩くと、林道の入口みたいな場所を見つけました。

金沢城公園_戌亥櫓跡

林道は長く続いてたのですが、私は歩くのをやめて最初の分岐した道に入ることに。その先には戌亥櫓跡がありました。

金沢城公園_戌亥櫓跡

戌亥櫓跡は小高い丘から五十間長屋や橋爪門続櫓が見下ろせる場所にあって、観光客だらけの金沢城公園の中では人が少なく個人的には一番お気に入りの場所です。

金沢城公園に行った際は、ぜひ戌亥櫓跡からの眺めを楽しんでみてください。

金沢城公園でご当地マンホールを発見!

金沢城公園_防火水槽蓋

戌亥櫓跡が好きな理由のひとつがこれ!ご当地マンホール蓋です。防火水槽の蓋ということで、絵本チックな可愛らしい消防車が描かれています。

金沢城公園じゃなくても金沢市街地ならみられるらしいですが、いい眺めを楽しみながら蓋も楽しめたのが個人的にツボでした。




レンガ造りのトンネルと鶴丸倉庫へ

金沢城公園_レンガ造りのトンネル

戌亥櫓跡から気になるトンネルが見えたので、今度はこちらにむかって歩いてみることにしました。

金沢城公園_レンガ造りのトンネル

一番近くで見られる場所まで来ました。はとバスも通り抜けられそうな大きさで迫力満点です!石垣の中にレンガ造りのトンネルっていうのも味わい深い。

案内板を見たところ名前はそのまま「レンガ造りのトンネル」で、明治~大正時代に旧陸軍によって造られたのだそう。旧第六旅団司令部といい、戦前の金沢城は軍用施設の一面があったんですね。

金沢城公園_鶴丸倉庫

レンガ造りのトンネルのトンネルを通過して道なりに歩くと、鶴丸倉庫に着きました。国の重要文化財に指定されています。

元々は幕末に建てられた武具土蔵で、戦前には衣類を管理する被服庫として使われていたそうです。

三ノ丸広場から石川門へ向かってゴール!

金沢城公園_三の丸広場

鶴丸倉庫を後にして散歩を再開。三の丸広場に着きました。ここが一番写真を撮っている観光客が多かったですね。言われてみれば、金沢城公園の写真っていえばこの辺りの景色なイメージがあります。

金沢城公園_石川門

三の丸広場を通り過ぎたら石川門に到着!こちらも国の重要文化財に指定されています。

兼六園に一番近い出入口ってこともあり、ここも人でにぎわっています。私もこのまま兼六園に行きたいところですが、今日はもうタイムリミット。ホテルに戻ることにしました。

こんな感じで時間が許す限り金沢城公園を歩いてきました。三十間長屋や林道の先にある本丸園地など、まだ見ていないエリアもあるので再訪時にはもっとたくさん歩いてみたいですね!

▼各スポットの最新情報は公式サイトからご確認ください。

金沢城公園|公式サイト
玉泉院丸庭園|公式サイト

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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鉄道を使った一人旅をこよなく愛するアラフォー女性。その土地、その土地の「日常風景」や「普通」に触れるのが好き。旅先で注目するのは駅舎、マンホール蓋、調味料、チェーン店(スーパー等)、レトロ建築、神社・寺、野球ゆかりの地など。

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