宝登山神社_竜の彫刻

長瀞駅から徒歩で宝登山神社へ。龍の彫刻やお守りが人気のパワースポット

投稿日:2022年9月6日 | 更新日:2023年9月28日

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今回は長瀞駅から徒歩で宝登山神社(読み方:ほどさんじんじゃ)を参拝した様子を紹介します。宝登山神社までの行き方からご利益、歴史(由緒・創建)、境内の見どころまで画像たっぷりでお送りします。

宝登山神社は秩父三社のひとつで、スピリチュアルなパワースポットとしても人気。長瀞観光では外せません。個性的な黒いお守りおみくじにも注目。では出発です!

※2022年9月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2021年6月)




長瀞駅から宝登山神社への行き方(徒歩の場合)

宝登山神社は、最寄りの長瀞駅(秩父鉄道)から歩いて約13分。国道140号と交差する長瀞駅前交差点あたりに一の鳥居があり、そこから先は参道となっています。

参道はゆるやかな坂になっているので、動きやすい服装とスニーカーで訪問するのがおすすめです。

参道にはいろんなカフェが並んでて、かき氷で有名な阿左美冷蔵 寶登山道店もありますよ。

秩父鉄道_長瀞駅

というわけで長瀞駅を出発!駅前のメインストリートを歩きます。

長瀞駅前交差点に到着。白くて大きな一の鳥居が見えました!

宝登山神社_参道

緑がいっぱいの参道を歩きます。

宝登山神社_参道

私が訪問したときは、無料で食器を譲ります的なコーナーがありました(笑)参道のカフェや飲食店が提供したものでしょうか?

宝登山神社_参道

そんなこんなで楽しく歩いてたら道幅が広くなり、灯籠が設置されてるエリアに入りました。宝登山神社の境内はもうすぐそこです。

宝登山神社_鳥居

そして宝登山神社の二の鳥居に到着!金の装飾がとてもきれいですね。

宝登山神社_参道

二の鳥居をくぐるとすぐそばに手や口を清める手水舎があり、その先には杉並木に囲まれた階段がありました。階段の先に見えるのが、宝登山神社の拝殿です。

つづいて、宝登山神社の歴史やご利益について紹介しましょう。




宝登山神社ってどんな神社?伝説やご利益を知ろう

宝登山神社_拝殿

宝登山神社の創建は西暦110年。なんと、1900年以上の歴史がある神社です。写真の拝殿をはじめとした建物(社殿)は、江戸時代の終わりごろから明治時代にかけて再建されました。

宝登山神社にはなんの神様が祀られているの?

宝登山神社の御祭神は次の通りです。

  • 神日本磐余彦尊(神武天皇)
  • 大山祇神(山を司る神)
  • 火産霊神(火を司る神)

神武天皇は第1代天皇で皇室の祖先にあたります。

宝登山神社の由緒と不思議な伝説

宝登山神社_日本武尊

宝登山神社は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が父親の影行天皇に東国征討を命じられて秩父に来た際、宝登山の山頂に御祭神を祀ったのが始まりと伝わっています。山を登った際にはこんな伝説が残されています。

■ヤマトタケルノミコト、山火事に遭ったところを山犬に助けられる。
兵隊を引き連れて山を登るヤマトタケルノミコト。しかし、山火事に遭ってしまいます。やがて火の勢いが増し「もはやこれまでか!?」ってときに山犬が火を消し止めて、頂上まで案内してくれたのだそうです。

そんな経緯もあって山は火止山(ホドヤマ)と名付けられ、現在の宝登山という名前の由来になっています。

パワースポット・宝登山神社のご利益

宝登山神社のご利益は火災盗難よけ・諸難よけなど。また「宝の山に登る」という名前から、金運アップや商売繁盛、諸願成就のご利益があるパワースポットとして親しまれています。

魅力たっぷりの宝登山神社。次は境内の見どころを4つ紹介しましょう。

宝登山神社の見どころ4つ。宝玉稲荷や龍の彫刻も

実は宝登山神社って、ミシュランガイドのひとつ星を獲得しているんです。そんな素晴らしい神社を回るために、見どころを4つ紹介します。

見どころ【1】縁結びパワースポットの相生の松

宝登山神社_相生の松

二の鳥居の手前にある相生の松。昭和天皇のご成婚を祝って植栽されたもので、仲睦まじく寄り添う姿から夫婦円満や縁結びのパワースポットとして親しまれています。

ちなみにクロマツは男性を、アカマツは女性を表現しています。和傘などできれいに装飾されているので、境内に入る前にぜひお立ち寄りを。

見どころ【2】龍をはじめとした美しい彫刻

宝登山神社_竜の彫刻

宝登山神社の社殿すべてにおいて見どころなのが、鮮やかな色彩の彫刻です。写真は拝殿正面にある龍の彫刻。思わず見とれてしまいます。

宝登山神社_彫刻

本殿裏側の屋根の下にも注目(龍の彫刻の真裏にあたります)。後で詳しく紹介しますが、宝登山神社で人気の黒いお守りのモチーフになっている彫刻です。

黒く垂れさがる板は懸魚(げぎょ)という建築装飾で、左右には雲形のヒレがついてます。写真では見えにくいのですが、奥には(右)が(左)に姿を変えて激流を泳ぐ「登龍」が表現されています。登竜門って言葉がありますが、この話が由来です。

宝登山神社_彫刻

宝登山神社_彫刻

拝殿の横側には、三国志をモチーフにしたとされる彫刻がありました。

宝登山神社_彫刻

こちらは三国志に登場する趙雲の彫刻だそうです。

見どころ【3】みそぎの泉

宝登山神社_みそぎの泉

本殿裏の隅の方にある「みそぎの泉(玉の泉)」。ヤマトタケルノミコトたちが宝登山に登る前に身を清めた泉として伝わっています。

宝登山神社_みそぎの泉

とても神聖な場所で柵越しにしか見られないのですが、伝説の始まりの場所なので、ぜひ探してみてください。

見どころ【4】失くしものが見つかる!?宝玉稲荷神社

宝登山神社_境内

つづいて本殿裏側にある白い鳥居をくぐりましょう。

宝登山神社_稲荷

小さな橋が架かっており「稲荷大明神」と書かれた旗がたくさん並んでいるので、道なりに歩きます。

宝登山神社_稲荷

その先にあるのが、宝玉稲荷神社です。1822年に伏見稲荷社から神の分霊を招いて祀ったのだそう。五穀豊穣商売繁盛家内安全といったご利益があるほか、失くしものがあるときに参拝すると見つかると伝わっているそうです。

宝登山神社

宝玉稲荷神社の周りは杉の木がそびえ立つ保安林になっています。

宝登山神社_境内

道なりに歩くと、社務所や広場方面に出られますよ。




宝登山神社のお守りとおみくじも参拝の楽しみ

宝登山神社_お守り

スピリチュアルなパワースポットとして人気の宝登山神社では、お守りやおみくじをいただくのも参拝の楽しみですよね。私がいただいたのは、ヤマトタケルノミコトの伝説に出てくる山犬が描かれた総守。心身の健全を祈願したお守りです。

でも、数あるお守りでも特に有名なのは「黒いお守り」でしょう。

宝登山神社の黒いお守り「吉祥寳守」

宝登山神社_黒いお守り

先ほど紹介した登竜門の彫刻をモチーフにしたのが、黒いお守りと呼ばれる吉祥寳守(きっしょうたからもり)です。

こちらの黒いお守りは、祈り(=鯉)龍となって成就することを祈願した、願いを叶えるご利益があるお守りとなっています。

■1月限定の福守(ふくまもり)も気になる!
宝登山神社のって言えば黒いお守りが有名ですが、1月に参拝できる人は福守をいただくのもいいですね。福守は宝登山神社の名前にちなんだ金・銀(富)融通のお守りとのこと。1月限定でいただけますよ。

宝登山神社はおみくじもいっぱい!

宝登山神社_おみくじ

お守りをいただける授与所のそばには、おみくじコーナーもありました。定番のおみくじに恋みくじ、扇の形をしたおみくじに、とんぼ玉がついたおみくじなど、種類が豊富です。

宝登山神社_おみくじ

でも個人的に一番おすすめしたいのが、こちらの「金運円満・お宝小鎚守みくじ」です。金色の壺の中におみくじが入ってるんですよ、とてもユニークですね。

宝登山神社_おみくじ

おみくじの紙は、木で造られた打ち出の小槌の中に入っています。これがとても可愛くて、旅の思い出に飾っておくのにもピッタリ。サイドには宝登山神社の名前も入っています。

さらに、お宝小鎚守みくじは運が良いと大大吉が当たるという話も。さて、私の運試しの結果は……?

宝登山神社_おみくじ

小吉でした~。私のおみくじ、小吉率高すぎ(涙)私は大大吉を当てられませんでしたが、ぜひ宝登山神社を参拝した際は運試しをしてみてください。

こんな感じで、楽しく参拝した宝登山神社。これで終わりかと思いきや、実はそうじゃないんです。

宝登山神社には奥宮があって、こちらも併せて参拝すると、より一層楽しめます。というわけで、次回は宝登山神社の奥宮を参拝した様子を紹介します。

宝登山神社の基本情報・所要時間の目安

最後に宝登山神社の基本情報をまとめました。私のブログは駅から歩くことを想定していますが、念のため駐車場の情報も書いてます。

住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
電話番号:0494-66-0084
料金/拝観料:無料
営業時間:24時間参拝可
※社務所は8:30~17:00(10~3月は16:30まで)。
アクセス:長瀞駅から徒歩約15分、自転車なら約5分
駐車場:社務所下に無料駐車場あり
※境内駐車場はなくなりました。詳細はこちら

宝登山神社参拝の所要時間の目安は?

私の参拝した経験からですが、ゆっくり回る場合は40~50分早めに回る場合は20~30分が所要時間の目安だと思います。

ちなみに私は社殿の彫刻をゆっくり見て、宝玉稲荷神社を参拝し、お守りもじっくり見たら50分かかりました

■宝登山神社の奥宮も回る場合の所要時間は?
奥宮参拝だけなら10~15分くらいで終わるでしょう。でも、奥宮がある宝登山山頂に行くまでに時間がかかります。ロープウェイ・登山それぞれで所要時間の目安を紹介します。

ロープウェイの場合:所要時間は1時間~1時間半が目安
ロープウェイなら山頂まで約5分。山頂駅から徒歩約6分で奥宮に着くので、アクセスにかかる時間は合計11分程です。往復なら約22分。参拝時間を足しても所要時間は1時間が目安になります。私自身、1時間ほどで参拝できました。

ただし、ロープウェイの発車時刻にご注意ください。ロープウェイは15~30分間隔で出ています。時刻表を事前に確認して出発時間に合わせて乗り場に行かないと、無駄な待ち時間で滞在時間は増えてしまいます。

奥宮で長居した・ロープウェイ乗り遅れた場合などを想定して、1時間半の滞在を想定しておくと、より安心かと思います。

宝登山を歩いて登る場合…所要時間2時間以上が目安
宝登山は山頂まで歩くと片道1時間かかります。往復で2時間。なので、参拝時間を含めたら2時間以上滞在することになるでしょう。

宝登山神社の境内と奥宮の両方を回るとなったら、それなりに時間がかかりそうですね。もはや宝登山神社だけで半日観光ができそう!?なので、ゆとりを持って旅程を立てましょう。

\ちょっと秩父長瀞に行ってくる/

お出かけの前には、公式サイトで最新情報をご確認ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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