前回の近鉄奈良駅に引き続き、今回もだいぶ懐かしい写真を引っ張り出してきました。今回の主役は、2013年春の青春18きっぷで訪ねた関西線の富田浜駅です。
ちなみに富田浜駅の読み方は、「とみたはま」じゃなくて「とみだはま」ですよ。私は知り合いに富田と書いて「とみださん」がいたので、すっかり勘違いしておりました。
では、さっそく行きましょう!
富田浜駅の基本情報
所在地:三重県四日市市富田浜町20
路線:関西線(JR東海)
撮影日:2013年3月上旬
2013年春の青春18きっぷで、20日間の長旅をしたときに訪ねました。人生初の18きっぷを使った長旅です。
確か前日は豊橋駅に泊り、翌日いっきに富田浜駅へ向かった気がします。…で津駅前向かい、そこで宿泊した感じ(のはず)です。
富田浜駅のホームの様子
そんなわけで、富田浜駅です。ひとつ手前にある富田駅とは1.3kmほどしか離れていません。
駅名標の隣にはキロポスト。名古屋起点で33kmとのことです。
ホームは2面2二線。人の気配が少ないですが、うっすらと反対側のホームに人が見えます。この寂れた雰囲気たまらのですが、3月のまだ肌寒い時期に訪ねたので、余計に寒く感じました。
愛の傘とは…富田浜駅の駅舎の中の様子
こちら、富田浜駅の改札です。ご覧の通り無人駅です。ICカードTOICAをタッチできる機械だけあります。このそっけない感じ、たまらん。
がらんとした待合所。大きなベンチが横たわっておりました。
こんな人の気配を感じない駅舎の片隅にぽつりと置かれた「あいのかさ」。突然の雨で困ったら使っていい傘という訳ですね。
いくつか傘が置かれているところから、約束通り使用後はきちんと返されていることが伺えます。でも、一番目立つビニール傘がボタンで閉じられておらず、「まさか、ゴミを押し付けたんじゃあるまいな?」という疑惑を持たずにいられません。
そんなことを考える私は心が汚れているのでしょうか?
そして撮影から7年経った今も、富田駅にはこの愛の傘コーナーがあるのか気になります。
そっけない雰囲気がたまらん、富田浜駅
続きまして、富田浜駅の駅舎外観です。屋根、外壁共にデザイン的なこだわりを感じない、平べったい駅舎。そして、そのまえに散らばるように置かれている自転車たち…。
強風でチャリンコが倒れてしまったのかもしれませんが、この全体から漂うそっけない雰囲気がたまりません。
駅舎好きとしては見ごたえある名物駅舎も好きですが、こうしたツンとそっけなくされる駅舎をわざわざ見に行くことにも醍醐味を感じちゃうのですよ。
JR東海管轄の関西線で1日平均乗客数最少?
上の見出しの通り、訪問当時の富田浜駅はJR東海管轄の関西線の鉄道駅では1日平均乗客数が最少とのことでした。
2012年度の記録では1日平均167人。そこから2015年は187人、2016年には202人と200人オーバーを達成し、2017年には216人とずっと右肩上がりなので、2020年の今では最少となっていないかもしれませんね。
こんな感じで富田浜駅の駅舎探索は終了です。次回は富田浜駅の周辺を散策した様子をお届けします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。