投稿日:2022年9月14日 | 更新日:2023年9月28日
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長瀞駅編の最終回は、長瀞旅館「花のおもてなし 長生館」の話です。1日1組限定の露天風呂付き客室に泊まったときの様子を写真付きでレビューします。
長生館の露天風呂付き客室に泊まったのは今回で2回目。いつもはリーズナブルなビジネスホテルに泊まる私ですが、ここは本当に居心地よくてリピートしてしまいました。では出発です。
※2022年9月現在の情報をもとに書いております(撮影は同年4月)
長瀞駅から徒歩約3分。渋沢栄一が名付け親の長生館
長生館は秩父鉄道・長瀞駅から徒歩3分と好立地の老舗旅館。岩畳通りの商店街を歩くとアクセスできます。
創業は大正元年。名付け親はなんと、渋沢栄一なのだそうです。
渋沢栄一は「長瀞は天下の勝地」という言葉を残し、秩父鉄道の開業に尽力したほか、長生館にも縁がある人なんですね。
長瀞渓谷が一望できる長生館
長生館は、客室が全部で22とこぢんまりとした旅館。建物は2階建てで、窓は全て岩畳など長瀞渓谷が一望できるように設置されています。
写真の通り、手前には広々とした日本庭園があり、お庭の中を散歩するのも楽しいんですよ。しかも庭園と岩畳がある河原は通路でつながってて、観光にも便利です。
多くの偉人が宿泊したことでも知られる旅館
名付け親の渋沢栄一のほか、昭和天皇陛下皇后陛下も宿泊されたことがある長生館。庭園には、歌人・若山牧水が宿泊したときに残した短歌を刻んだ石碑もありました。
長生館は、歴史的人物がたくさん宿泊されている老舗旅館なんですね。
1日1組限定!露天風呂付き客室の写真ツアー
長生館について紹介したところで、宿泊した露天風呂付き客室を見ていきましょう。まずは玄関。この広々とした玄関だけでも特別感があります、
靴箱は除菌ライト付きになっていました。ちょっとしたインテリアや調度品にも品があり、思わず見入っちゃいます。
廊下を歩き、ふすまを開けると、目の前には14畳の大きな和室が!正面には大きな窓があり、障子を開けると目の前には長瀞渓谷の緑が広がります。
この椅子にくつろいで旅の疲れをいやすのが気持ちいいんですよ~。
椅子に座るとこんな感じ。床の間にも調度品や日本画(?)が飾られていました。
小テーブルにはおもてなしのお菓子が。この日は渋沢栄一のプリントクッキーと切干昆布大根が置かれていました。どちらもおいしかったです。甘いものとしょっぱいもの両方あってありがたい。
窓の外は広いバルコニーになってて、椅子やテーブル、そしてフットレストがありました。
ここに座り、ネットを遮断して鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を澄ます時間は、とても贅沢に感じられました。ブランケットがあるからちょっと冷え込んでも大丈夫です。
ホテルや宿の居心地の良さは「トイレ」がカギを握ると個人的には思うのですが、その点でも長生館の露天風呂付き客室は満点でした。
ご覧の通り、便器に座って足を伸ばしても余裕がある広さ(伸ばさないけど)。おまけに手洗い用の洗面台もついています。タイルの装飾も可愛い。ウォシュレットも付いてましたよ。
では、いよいよメインの露天風呂を見ていきましょう!
いよいよ、長生館の特別室にある露天風呂へ!
露天風呂はバルコニーに出て、右手の階段を降りたところにあります。下駄を使って行きました。
こちらが長生館の特別室にある露天風呂。温泉ではありませんが、白い陶器の浴槽がとっても可愛らしいお風呂ですよ。周りは手入れされたミニ日本庭園みたいになってて癒されます。
長生館のこだわりで、露天風呂にはあえて屋根をつけてないそうです。夜空の星がきれいに見えるので、お風呂につかりながら、ぜひ眺めて欲しいとご案内していただきました。
ご案内いただいた通り、星やお月様がよく見えましたよ。
浴槽のそばには軽く水やお湯を流す用のスペースがあり、桶や椅子も置いてありました。
本格的に体や髪を洗いたい場合は、隣のシャワー室へ。写真じゃ伝わりにくいかもですが、大人と子どもが入ってもゆとりがあるだろう広さがありました。
大浴場で洗ってから露天風呂ってのも良いですが、シャワー室も使い心地が良いのでおすすめ。白タイルだけど汚れがなく、清潔感がありました。
シャワー室の隣には浴衣やタオルなどを置くための棚がありました。アメニティとして袋に入ったボディタオルも置いてあって便利でしたよ。
割とシンプルな脱衣スペースですが、お部屋で着替えちゃえばここでは服の脱ぎ着をすることはほとんどないので、特に問題なかったです。
それにしても、客室に露天風呂があるのは本当に快適ですね。24時間好きなタイミングでお風呂に入れるし、今なら感染症対策でピリピリせずに済みます。
造り的にバルコニーに誰かいると入浴シーンが見えちゃいますが(笑)、「お風呂入るね」ってひと声かければ「のび太さんのエッチ」的なことはないかと思います。
というか、身内なら問題ないか。
露天風呂付き客室はアメニティが贅沢すぎた
露天風呂付き客室で想像のはるか上をいってたのが、アメニティや設備の充実っぷりでした。
まずは洗面所。独立洗面台が2台あるだけでもありがたいのですが、通常の鏡だけじゃなく、拡大鏡も付いてます。
タオルも豊富に用意。タオル専用のハンガーもありました。
洗面所にある引き出しに、ポーラのスキンケアセットがあったのが個人的には特に嬉しかった!クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液が入ってます。
ほかにも歯磨きセットや綿棒、ひげそりといった定番のアメニティも揃ってましたよ。
お茶系の備品も充実!
露天風呂付き客室には小さな食器棚があって、お茶系の備品も充実してました。
冷水ポットにお湯が沸いてる電子ジャー、茶葉にドリップパックのコーヒーなどを完備。急須にガラスコップ、お湯のみ、ティーカップと、食器類は種類も数も多くて感激しました。
食器棚の下には、冷凍と冷蔵に分かれた大きな冷蔵庫も!道の駅で買ってきた食品を保存するのに助かりました。コンビニデザートを冷え冷え状態で食べられたのも地味に嬉しいですね。
あぁ、こういうのを「至れり尽くせり」って言うんだなあと実感した、長生館の露天風呂付き客室なのでした。
夕食は囲炉里庵・花水木で。朝食はレストランで和定食
続いて料理を見ていきましょう。長生館の露天風呂付き客室プランでは、夕食を敷地内にある「囲炉里庵・花水木」でいただきます。
花水木に入ると、囲炉裏でお魚を焼いてるところを見られました。昔ばなしみたいで癒されますね。
夕食メニューは鯉の洗い、川魚の塩焼き、ぼたん鍋がポイント
夕食は和食会席料理。まずは前菜から。食前酒は長生館の自家製のものだそうで、このときは花梨を使ったお酒でした。
私はお酒をあまり飲めない体質なのですが、甘くておいしくて普通にす~ッと飲んでしまいました(笑)
続いて秩父のソウルフルード「鯉のあらい」が運ばれてきました。コリコリした歯ごたえと特製ダレがおいしい。まぐろのお造りもおいしかったです。
囲炉裏で焼いてたお魚も来ました。私が訪問した時期は岩魚の塩焼きでした。時期によっては鮎になりますよ。カメラのピントが尻尾の塩に合ってしまって、分かりにくくて申し訳ないです。
本当は串にささった状態で運ばれたところを撮りたかったのですが、カメラを構えたときには家族がお皿にオンしてました(涙)
結構インパクトある配膳なので、ぜひ現地で見ていただきたいです。
続いて猪肉のぼたん鍋が登場!長生館の特製ブレンド味噌がベースになってて、癖になるおいしさ。「これ以上飲んだら喉乾きそう」と言いつつ、結構ごくごく飲んじゃいました。
ごはんやお味噌汁も運ばれて、夕食もクライマックスへ。お味噌汁が入ってた器が可愛くて、思わず撮っちゃいました。このあと季節のフルーツなどデザートもいただいてフィニッシュ!大満足の夕食でした。
■夕食の時間は好みで選べました。
夕食の時間は、チェックイン時に17:30・18:00・18:30・19:00から選べました。好みで調整できるのはありがたいです。
■夕食プランはいろいろあります。
私が選んだのはスタンダードな夕食でしたが、和牛ステーキをプラスした特別プランや、女性や高齢者向けの量より質重視のプランもあります。好みに応じて選んでくださいね。
長生館のレストランでいただく、朝の和定食
長生館の朝食は健康的な和定食。開始時間は、7:30・8:00・8:30から選べました。
おいしいものをたくさん・ちょっとずつ食べられて、こちらもハイクオリティ。夕飯で結構お腹いっぱいだから入らないかも……って思ったのに、いざ食べ始めたらぺろりといけちゃいました。
それもこれも、出来立てほやほやのお豆腐がおいしかったからだ~。なんとこちら、陶器に豆乳とにがりを入れて熱を通した、言葉通りに出来立ての豆腐なんですよ。
薬味を入れたポン酢に浸して食べれば、ツルツルと入ってしまうのは当然じゃないですか。
ちなみに朝食会場は、レストランの岩ざくらです。大きな窓から長瀞渓谷がよく見えて、景色を楽しみつつの朝食となりました。長生館は料理も推せる旅館です。
※朝食の内容は訪問時期によって変わる可能性があります。
こんな感じで満喫してきた長生館の露天風呂付き客室。じゃらんでハイクラス認定されているだけあって、1秒と漏らさず贅沢な気分を味わえました。
写真では撮れなかったものの、館内では渋沢栄一の書が見られたり、売店でお買い物ができたりと、まだまだいろんな楽しみ方ができます。
・家族や友人と特別な旅の思い出を作りたい
・埼玉県内でハイクオリティな旅館を探してる
・のどかな景色と絶品料理を堪能できる宿に泊まりたい
って方には、長生館の露天風呂付き客室がピッタリかと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。
最後に住所やチェックイン・チェックアウト時間などの基本情報も紹介します。
長瀞旅館「花のおもてなし 長生館」の基本情報
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞449
電話番号:0494-66-1113(代表)
アクセス:長瀞駅から徒歩3分、関越道 花園ICから30分
チェックイン時間:基本15:00~。最終時間は19:00
チェックアウト時間:10:00
駐車場:3か所あり(全60台ほど収容)
送迎サービス:最寄り駅が近いのでないそうです。
公式ホームページ:https://choseikan.com/
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