投稿日:2020年6月17日 | 更新日:2023年9月28日
今回は、おかどめ幸福駅からの散策編です。主な目的地は、熊本県のあさぎり町にある、岡留熊野座神社(おかどめくまのざ じんじゃ)です。
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岡留熊野座神社は、おかどめ幸福駅の駅名の由来になってますからね。駅好きとしては絶対に外せないスポットなのですよ。
あとは、岡留熊野座神社を中心に駅周辺の様子もお伝えします。おかどめ幸福駅の駅探索編は、こちらからどうぞ。
岡留熊野座神社とおかどめ幸福駅の関係
日本で唯一、駅名に「幸福」の文字が入る現役バリバリ駅である、おかどめ幸福駅。でも、なぜ幸福が駅名に入っているのでしょう?それに、「おかどめ」って言葉も気になります。
その答えは、駅で入り口のこちらの看板に書かれていました。ざっくり言うと、おかどめ幸福駅の由来は次の通りだそうです。
駅の近くに岡留熊野座神社があるから、おかどめ。
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岡留熊野座神社は1280年に創建された神社で、翌年に弘安の役(蒙古軍が襲ってきた)が起こり、地元の藩主である相良一族が出征することに。
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3代目の藩主(頼俊公)が岡留熊野座神社を参拝し、勝利を祈願。
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神風が起こって蒙古軍に勝利し、幸福が訪れた。
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それからは「幸福をもたらす神社」として信仰を集めることに。
という歴史があるとのこと。
「難を留めて幸福を祈る」「幸福神社」ともいわれてるそうですよ。なるほど、筋金入りの幸福スポットなのですね。
参拝前に、おかどめ幸福地蔵菩薩に挨拶
おかどめ幸福駅の由来が分かってスッキリしたところで、岡留熊野座神社に向かって出発しましょう!
…と、駅を出たところで気になるスポットを見つけました。
それがこちらの、おかどめ幸福地蔵菩薩です。『夏目友人帳』というアニメに出たことで有名なのだそうです。でも私は最近のアニメがよく分からないんだ。
こぢんまりとしてますが、お供え物があって、周辺には草花が植えられて、とても親しまれてることが分かります。私も手をあわせてきました。
では、いよいよ岡留熊野座神社に向かいますよ!
岡留熊野座神社の鳥居をくぐって参拝
駅を出て左側、売店の前を通過して少し歩くと、白くて大きな鳥居が見つかります。「幸福神社」と書かれていますね。駅からは、ここから参拝するのが近道でおすすめです。
ちょっと長めの石段をのぼります。また鳥居があって、しかも何か看板のようなものが立っていますね。
…くま…モン…?かしら??
「幸せ参りもたまにゃ~よかばい!!」熊本弁、温かみがあって良いですね。
石段を登ったら岡留公園の敷地に入ります。案内板があるので、矢印の通りに進みましょう。
このルートだと境内の裏から入る形になるみたいです。まず、見えてきたのがこちらの石が集まってできた柱のようなもの。苔に覆われてなんて書いてあるのか読めない…。
近くにあったこちらも謎めいてます。レンガ造り、中央にあるのは煙突…?焼却炉みたいなものかしら?結局わからず。
さて、やっとこさ神社に到着。
岡留熊野座神社の御祭神は、伊邪那岐神(いざなきのみこと)と伊邪那美神(いざなみのみこと)です。
さて、参拝しますか…。ってあれ?お賽銭箱がないわ!と、きょろきょろしていたら
それらしきものを発見。なかなか変わった形ですね。
拝殿には「幸福みくじ」や「幸福ふくろう守」と書かれた張り紙がありますが、どこでいただけるのか分かりませんでした(分からないばっかりやん)。
立派な狛犬のうしろにはたくさんの絵馬。社務所が見つからなかったから、特別な日にいただけるのかもしれません。
拝殿前から見下ろすと、工事中のようでした。鳥居の横に小さな祠が見えますが、岡留熊野座神社の旧本殿だそうです。私は工事の邪魔になるので近づけませんでした。
拝殿正面の石段を少しだけ降りて、そっから改めて撮影。岡留熊野座神社の参拝はこれで終わりにしました。
岡留公園に商いの神様を見つける
岡留公園を歩いて駅まで戻ることにしましょう。
…すると、「商いの神様」と書かれた案内板を発見。
私も一応ライター業をしていますので、商いの神様といわれると思わず食いついちゃいます。
矢印に従って進むと、ゆるやかな曲線を描く丘の上に小さな赤い鳥居を見つけました。こちらが商いの神様です。
隣にななめった大木が寄り添うように立っているのが素敵です。後ろのどかな田園風景もあわせて、私はこの景色がとても気に入ってしまいました。
みなさまはいかがですか?
商いの神様がいるところから田園風景を見下ろした様子です。地図で確認すると、流れる川は免田川のようです。
ご当地感あふれる看板もまた良いなあ。
おかどめ幸福駅の周辺を歩く
岡留熊野座神社と商いの神様を参拝した後は、踏切を渡って駅周辺を散策してみました。
最初にくぐった鳥居が見えます。
春に訪ねたので、菜の花がいっぱい咲いてました。奥には農園のようなものが見えます。
駅側にも菜の花が咲いています。こっちから見るおかどめ幸福駅も良いわね。ポツンと立ってる感じがたまらんのよね。
ホーム側から見た駅舎の全体像もしっかり撮影しました。
別の踏切から駅前に戻ると、売店への案内板を発見。そうそう、おかどめ幸福駅といえばアレを買わなきゃね!
ということでゲットしました、幸福行き切符!
幸福切符の詳細は駅探索編で紹介してますので、ぜひご覧くださいませ。
おかどめ幸福駅周辺で見つけたマンホール
おかどめ幸福駅の周辺で見つけたマンホールは、こちらの1枚。
免田町、球磨郡上村、岡原村、須恵村、深田村が合併してあさぎり町になる前、旧免田町時代に設置されたマンホール蓋です。
おぉ~歴史の証人マンホール(勝手に命名)じゃないすか!
描かれているのは、旧免田の町の花だったリュウキンカ。そして、中央には町章があります。
今後、貴重度が増すマンホールなので、できるだけ長く町を彩って欲しいなと思います。
こんな感じで、岡留熊野座神社を中心としたおかどめ幸福駅の散策エピソードは終わりです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。