投稿日:2022年9月3日 | 更新日:2023年9月28日
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今回は埼玉県秩父郡長瀞町にある長瀞駅(読み方:ながとろえき)を紹介します。長瀞駅は秩父鉄道の鉄道駅。関東の駅百選にも選ばれています。
長瀞駅は秩父観光の玄関口でありながら、レトロな木造駅舎が美しく、駅自体も観光スポットとして人気なんですよ。
そんな長瀞駅の駅舎の見どころを伝えつつ、駅周辺の情報やすぐそばにある岩畳についても紹介していきます。では出発です!
※2022年8月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2021年6月)
長瀞駅のレトロな木造駅舎。8つの見どころを紹介
つづいて駅舎好きが選ぶ、長瀞駅の駅舎の見どころを8つ紹介します。定番からマニアックなところまで攻めますよ~。
駅舎見どころ【1】関東の駅百選プレート
長瀞駅は第1回の関東の駅百選で選定された鉄道駅。玄関口には金色のプレートが飾られているので、訪問時はぜひ記念に撮っておくといいでしょう。
駅舎見どころ【2】開業当時のまま残る木造駅舎
長瀞駅は1911年(明治44)9月14日の開業以来、ずっと変わらず写真の木造駅舎が使われています。
格子状の窓枠や外壁から柱が見えるハーフティンバーの構造など、レトロな木造建築ならではの個性にあふれている駅舎です。駅前には丸ポストがあって、レトロな雰囲気をより一層引き出してくれています。
駅舎見どころ【3】昔の秩父鉄道のロゴマーク
玄関の庇にある丸いマークも長瀞駅の必見ポイント。こちら、秩父鉄道が昔使っていたロゴマークなんです。秩父鉄道は昔「上武鉄道」って名前だったため、「上」って字を円形に並べたのがこのマークの由来とされています。
歴史ある木造駅舎だからこそ見られる、貴重な歴史的財産ですね。
駅舎見どころ【4】赤いトタン板による方形屋根
個人的に一番推したいのが、長瀞駅の赤い屋根。長瀞駅の駅舎がレトロかわいい主な要因は、この屋根にあると思うのです。
トタン板を組み合わせて造った三角形の屋根を四方からくっつけた方形屋根。駅の外から出なく、プラットホーム側からの方がよく見えますよ。
駅舎見どころ【5】レトロな看板
精算所や駅長事務室などの青い看板もレトロかわいいのでおすすめです。いかにもローカル鉄道って感じですね。
駅舎見どころ【6】舟板駅名標
2~3番線ホームにあるこちらの大きな駅名標。ライン下りで使われている舟板を再利用して造られたのだそうです。熊谷方面から電車に乗ってきた場合、ホームに降り立つと最初に目に飛び込んできます。ぜひ記念撮影を!
駅舎見どころ【7】ケロちゃんコロちゃん
ちょっとマニアックな見どころかもしれない、待合スペースにあるケロちゃんコロちゃんです。「ケロちゃんコロちゃんは地方民鉄を応援しています」ってメッセージがありました。
駅構内にはいたるところにケロちゃんコロちゃんがいるので、電車を待つ間に探してみるのもいいかもしれません。
駅舎見どころ【8】ブーメラン(無事に蛙)
駅構内の踏切そば(1番線ホーム側)にある、小さな社です。長瀞駅近くの観光スポットでもある、宝登山神社の神様が祀られています。
社の手前にある、白くて大きなブーメランには「一度といわずにまた来てくんな(=来てね)」というメッセージが込められています。その奥にいる蛙様には、交通安全や無事に帰宅することを願うメッセージが込められています(ケロちゃんコロちゃんじゃなくて、ここでは蛙様)。
長瀞観光の出発前後に参拝するといいかもしれませんね。
【豆知識】長瀞駅の駅構造
長瀞駅は、片側のみ線路がある「単式ホーム」と両側に線路がある「島式ホーム」がそれぞれ1面ずつある地上駅。左側(1番線)が単式ホームで寄居・熊谷方面。右側は(2~3番線)秩父・三峰方面のプラットホームになっています。
2~3番線から下車した際は、駅構内の踏切を渡って1番線側にある改札に向かいます。
知ればもっと旅が楽しくなる!?長瀞駅と秩父鉄道の歴史
1899年(明治32)に創立した秩父鉄道(当時は上武鉄道)。セメント生産という近代産業のために誕生したといわれてます。
最初は熊谷~寄居間で開業。そこから31年の年月をかけて三峰口まで全線が開業しました。
渋沢栄一ゆかりの秩父鉄道
秩父鉄道の波久礼~秩父駅間の路線延長では、資金調達のために渋沢栄一が協力しました。渋沢栄一は明治~大正時代の実業家で、一万円札の人にもなったことで有名ですね。
長瀞駅前の広場には渋沢栄一の書にある「長瀞は天下の勝地」という長瀞のすばらしさを讃えた言葉を刻んだ大きな石碑もありますよ。
長瀞駅周辺を歩いてると、自販機やお土産など、いたるところで渋沢栄一を見かけます。また駅近くには渋沢栄一が泊まった温泉宿もあるんですよ。私も宿泊したので、近いうちに紹介しますね。
長瀞駅の周辺を散策。有名な観光スポット岩畳も
長瀞駅前には長瀞町観光案内所があります。観光案内所では有料で荷物預かり(1個300円)してもらえるほか、レンタサイクルも利用できます。
レンタサイクルの料金は300円~2,000円と幅広く、利用時間や電動自転車の有無によって変わってきます。詳細は現地で確認しましょう。
観光案内所を通過して駅前を歩くと、目の前には1本道があり、その奥には宝登山神社の鳥居が見えます。道沿いにはお土産屋やランチにピッタリの飲食店やカフェなどが並んでいて、これぞ観光地って感じです。観光客用の駐車場も点在していました。
長瀞駅から岩畳通りを歩く
踏切を渡って、宝登山神社とは反対側の道を歩くと岩畳にアクセスできます。長瀞駅と岩畳の間は商店街のようになっており、岩畳通りと呼ばれています。
お土産屋からカフェまでこちらもバリエーションが豊富。でも、平日だと定休日の店がチラホラありました。
岩畳通りで個人的におすすめなのは「長瀞秩父館 丹一」。鮎めしをはじめとした鮎料理が有名なんですが、そばや舞茸の天ぷらもおいしかったです。
丹一の前を通過すると岩畳に到着します。まっすぐ歩いて行けば5分ほどで着きますよ。
すぐそばには長瀞ライン下りの受付もありました。でも現在はウェブ予約が優先されているので、秩父鉄道の公式サイトから予約するのがおすすめです。
お出かけ前にチェック!長瀞駅の設備・アクセス情報
まずは長瀞駅の基本情報のおさらいを。長瀞駅は秩父鉄道(秩父本線)の鉄道駅。お隣の上長瀞駅からは電車で約2分の場所にあります。そのほか主要駅からのアクセス情報は次の通りです。
- 西武秩父駅から約27分(御花畑駅まで徒歩約6分、そこから乗車)
- 秩父駅から約16分
- 熊谷駅から約51分
長瀞駅でも交通系ICカードが使えるように!
秩父鉄道では、2022年3月から交通系ICカードが使えるようになりました。私が訪問したときはまだICカードのタッチ機がなかったけど、この改札口に機械があることでしょう。
駅舎の中の待合所の様子です。自動券売機のほか、きっぷ売り場の窓口もあります。窓口の営業時間は8時~18時とのこと。オシャレな照明も飾られていました。
長瀞駅は出口そばにコインロッカーあり
駅舎を出てすぐのところにコインロッカーがありました。荷物のサイズに合わせていろんなコインロッカーがあって、料金は200~400円でした。
秩父長瀞観光の玄関口ってことで大荷物で訪ねる人も多いですから嬉しいですね。
以上が長瀞駅の紹介でした!次回は長瀞駅から宝登山神社へ参拝した様子をお伝えします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
▼長瀞駅の地図はこちら。
▼お出かけ前に公式サイトで最新情報のご確認を。