投稿日:2016年10月25日 | 更新日:2023年9月28日
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前回の話で二之丸史跡庭園に入場するところと「なんで恋人の聖地というのか?」という理由まで紹介したので、今回は本格的に中へ乗り込みます。
二之丸史跡庭園の南門・聚楽亭
こちら南門付近。城の特徴的造りを間近で見られます。
前回も書いたけど狭間(ざま)とかね。ちなみに正方形の狭間は鉄砲狭間っていうそうです。じゃあ、これもそうだろうな。
写真じゃ見切れてるけど、横に細長い狭間があります。こっちは矢狭間というそうです。
つぎに見えてくるのが聚楽亭(じゅらくてい)。ここから見る松山城が格別に美しいそうで。茶会や句会も開かれるそうです。
私が行ったときはどう見ても外国人という方の名前で貸し切り状態になってました。なので写真はこれだけです。
日本庭園のメインは林泉庭
二之丸史跡庭園で個人的にお気に入りだったのは、林泉庭です。
The・日本庭園って感じ。しかも桜の満開期だから、水面には花びらがいっぱい浮かんでます。
池の対岸にはベンチがあるんですけど、そこに外国人の老夫婦がいて、旦那さんは写生をしてて、その横で奥さんが本を読んでる姿が素敵でした。
そばに居ながらも、お互いが好きなことをする。沈黙でも許される。そんな関係性がとっても羨ましい。何十年と寄り添った2人だからできることなのかな。
さてさて、カメラの腕が未熟な私が360度どこ見ても絶景!という場所に行くと、どこを撮影すればいいのか戸惑ってしまいます。
いや、正確にいうと旅行中はテンション上がりまくって戸惑ってないんですよ。
何見ても絵になるから、何も考えずにパシャパシャ。そして自宅に戻って後悔するんです。「いや、もっと良い撮り方があっただろう!」って。
上の写真が良い例です。岩のすき間から流れる水が、小さな滝のようでキレイだったのですよ。
こっちは無造作に積まれた石・岩になぜだか惹きつけられてとった1枚。
いや、これはこれでいいんだけど、ほかにも撮るべきものがあるよね(自問自答)。
せっかく広大な日本庭園に来ているのに足元ばかり見てしまうのは、マンホールを探す癖からきているのでしょうか。
でも枯れかけの花とかも、独特の美を感じて好きです。うまく言葉にできないけど。
石段登って勝山亭へ
林泉庭を通り抜けると、道がふたてに分かれました。そこで右手の「勝山亭」へつづく石段をのぼることに。
これが思いのほか腰痛もちには重労働。どうにかこうにかのぼった先は…
二之丸史跡庭園のほぼ全エリアを見下ろせるようになってました。写真は御居間あたりですね。当時の間取りを上から見ることができます。
勝山亭は、「勝山」という山の上にあるので周囲は緑に囲まれて、とっても静か。ぼ~っと景色を見ながら過ごすには最高の場所です。
私が訪問したときには縁側で女性が1人、読書してました。うんうん。1人で来るのも楽しい場所だよね。
では今度は間近に間取りを見てみますか。
柑橘草花園へ向かいます。
御居間はお殿様の完全プライベートルームだったそうです。いまでは間取りにそって柑橘類の木が植えられています。4月なのでまだまだ若くて小さな木です。
収穫時期に行けば、こちらでとれた柑橘類を食べさせてもらえるんだとか。興味あるなあ~(ジュルリ)
塀の奥には松山城天守へ向かう人が見えます。こっからは歩いて20分くらいだそうです。しっかしこの厳しい坂道をよく歩きなさる(尊敬)。
大井戸遺構をみてフィニッシュ!
さいごに待っているのが、大井戸遺構です。
こちら東西18メートル、南北13メートル、深さ9メートルの屋内では日本最大規模の大きさとなっています。
この迫力に圧倒され「もっと間近に見てみたい」と思ったら
大井戸の周囲に石段を発見(写真右上の4段のやつです)。
「よし!あそこへ行こう」と井戸をぐるりとまわったら塀があって入れないという、しょうもないオチが待っていました。
というか、この写真撮ってる時点で塀、映ってるじゃん。気づけよ自分。
というわけで、二之丸史跡庭園の一周が終わりました。
イメージしてた恋人の聖地とは違いしっとりしてて景色も良く、人が多すぎないのが良かったです。びくびくしながら単身乗り込みましたが1人散策でも十分楽しめました。
そうそう、ここで結婚式をやってるカップルも見かけましたよ。結婚式場としても人気なのかも。
ではでは今回はこのへんで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。