薬にまつわる神社があると聞き、これは面白いと訪ねた少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)。京阪本線や御堂筋線が停まる、北浜駅の6番出口から徒歩5分くらいの場所にあります。病気平癒や健康を願う人にもぴったりの神社です。
もくじ
北浜駅のおさらいと少彦名神社の位置確認
駅をメインとしたブログということもあり、いつもはここで最寄り駅に関する小話をしているのですが、前回も書いた通り撮れ高がすくないので省略。
地図からは中之島公園からも比較的近いことがお分かりいただけるかと思います。
ビルの隙間にある少彦名神社
北浜駅から徒歩5分、製薬会社がいっぱい並ぶビジネス街の中に少彦名神社はあります。街全体の様子は、こちらの記事をご覧ください。
あえて下調べせずに行った私は、「(ビジネス街にある)言うてもそこそこでかい神社やろ」と思ってました。なので、この佇まいにはビックリ!
ビルとビルの間やんけ!でも、奥には御神木が見えて間近に立つと結構神聖な雰囲気がします。
ということで、おじゃましますよ。
鳥居まで続く参道(?)には、市販薬が展示‥というか祀られています。
浅田飴もある!そういえば浅田飴って指定第2類医薬品 に区分されてるれっきとした薬なんですよね。お菓子感覚でなめちゃいけません。
そして鳥居。手前には「神農さん」と書かれたパネルがあります。そうなんです、少彦名神社は神農さんて名前て親しまれています。
私の祖父は大阪で暮らしているのですが、やっぱり神農さんって呼んでました。むしろ少彦名神社と言ったら最初は通じませんでした(笑)
鳥居をくぐる前に少彦名神社の簡単な概要を‥
少彦名神社の御祭神は、日本の薬祖神の「少彦名命」と古代中国の皇帝で医学や農耕などを司った「神農氏」です。
ここ修道町に来たのは江戸時代の1722年のこと。少彦名神社御鎮座の100年位前にはすでに、このエリアは薬種商が集まっていたのだそうです。
そんなわけで日本医薬総鎮守として信仰を集めるほか、病気平癒や健康成就のご利益もあります。
都会のオアシス的な少彦名神社の境内
入口の狭さと比べると境内はやや広い印象。とは言っても、やっぱりこぢんまりとした神社です。でも清らかな空気が漂っていて、都会のオアシスという感じがします。
平日の昼間に参拝したのですが、結構参拝客が多く、こうして人がいない状態で撮影するまでそこそこ待ちました。
オフィスのランチタイムということもあってか、近隣のサラリーマンが参拝に来ることも多かったです。
私も参拝。拝殿には色鮮やかな大きな虎が!
この虎を手のひらサイズにした「神虎」もあり、万病平癒や無病息災のお守りとして親しまれているそう。(名前だけ聞いたらタイガースファン歓喜って感じですね‥)
祖父曰はく、病気で困ったらまず神農さんらしく、まずはここにお参りして、神虎を祀るそうです。
ちなみに神虎を祀るときは、目より上の高さで、太陽に向かう北側か西側にすると良いのだそう。これは神社で知りました。
拝殿の右手におみくじがあったので引いてみる。
やった!大吉ゲットだぜ。
おみくじのさらに右手には、遥拝(ようはい)所もありました。これで伊勢神宮参拝もできちゃうわけですね。
間近で見ると、すごく美しいです。
少彦名神社の御白石奉納に挑戦してみた
参拝客の多くが手に取っていたこちらの白い石。気になって尋ねてみると、自分や周りの人の健康を願いながら、白い石を奉納すると良いのだそう。
初穂料500円をおさめてやってみることに。
ますいっぱいの御白石(おしらいし)。表面がちょっとザラザラしています。
そして決められたスペースに丁寧に奉納。御神木などの葉っぱが舞い降りてくることがたびたびあったのですが、そのたびに神社の方が丁寧に取り除いてくださいました。
御白石奉納をすませると、記念の御朱印がもらえるそうなのですが、私はもらいませんでした。御朱印集めてないんです。
「あれだけ旅行行ってるのに何で?」とよく聞かれますが、逆に今更に思えてしまって‥。今からでも始めた方がいいんですかね?
ちょっと話がそれちゃいましたが、御白石奉納はこれくらいで。
御白石奉納の御朱印がもらえるのは期間限定とのことなので、御白石奉納そのものも期間限定のものなのかもしれません(確認不足でスミマセン)。
少彦名神社からくすりの道修町資料館へ
改めて境内を見まわし、御神木の根元に鳥居があるのを見て「可愛い」とのんきなことを考えつつ、次の目的地・くすりの道修町資料館へ。
絵馬場いっぱいの通路を歩きます。医大や薬学部などを受験する人のパワースポットでもあるそうです。
くすりの道修町資料館は左隣のビルにあります。入口にはすごく立派な虎が!
見学は無料です。さっそくはいります。
エレベーターに乗り、資料館に着いたら、すごくいかつい人がお出迎えしてくれました。スタッフもいらしたので撮影の許可をいただき、中へ。
館内はこんな感じで、昔の薬パッケージなど、いろいろな資料が展示されています。
生薬もいろいろあって面白いです。
改源や征露丸(今の正露丸)など、ロングセラーな家庭薬も展示されています。昔のパッケージ見るの楽しい。
奥には看板のようなものも展示したスペースが。もっと近づいて見てみましょう。
真ん中の横断幕‥。今も昔もハゲは深刻な問題だったんですね。私も抜け毛が気になって育毛剤を使ってるので、気持ちはよ~く分かります!
なんてことを考えながら、一人楽しく見て回りました。
ある意味インスタ映えしそうな場所ですね。
こんな感じで少彦名神社とくすりの道修町資料館めぐりはおしまいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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