投稿日:2018年1月19日 | 更新日:2023年9月28日
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こんにちは、かのえかなです。今回は、瀬戸大橋線の児島駅から旧野﨑家住宅に到着したときの話です。※駅舎探索、散策①はこちら。
以前、瀬戸大橋線の電車に乗ったとき、車窓から気になる建物を見つけまして、調べたら旧野﨑家住宅の土蔵群と似てたから間違いないと思ったのですが、どうやら勘違い。
こんないい加減な成り行きで訪問した場所ですが、とても良い思い出になりました。
旧野﨑家住宅は塩田王が住んでいた場所
今も残る昔の住居は、たいてい当時のリッチな方の自宅だったりするわけで…。旧野﨑家住宅もその例外ではありません。
では、なにでリッチになったかというと、新田開発と製塩業なんだそう。そのため、塩田王って呼ばれてるそうです。
旧野﨑家住宅の主は、野﨑武左衛門。ウィキで野﨑武左衛門を調べると肩書きが「実業家」で、江戸時代にも実業家って存在したんだ~と、庶民らしい感想を持ってしまいました。
訪問したのが3月ということで、お雛様展もやってましたよ。ただ先に言っておきます。お雛様展の写真、ありません。なぜだか知らないけど、撮ってなかったみたいです。
旧野﨑家住宅の土蔵群とご対面!
入口の横には、こちらの土蔵群が!個人的には旧野﨑家住宅のシンボルだと思ってます。
私が瀬戸大橋線の車窓から見た建物も、こんな風に蔵っぽいものがいくつか並んでたんですよ。
現代の日本にこんなレトロ素敵な建物が並んでたら、近くに行きたくなるじゃないですか!でも、何度も言うけど車窓から見た建物と旧野﨑家住宅の土蔵群は別物です。でも、十分見ごたえあります。むしろ、こっちのほうが大きくて迫力あるんじゃないかな?
チケット買って、いざ中へ入ります。
国登録有形文化財クオリティの日本の美を見る
旧野﨑家住宅には見どころがたくさん!そして、ワビサビあったり、雅やかだったりといった日本ならではの美しい風景のオンパレードでした。
ただ、この繊細な美を表現する語彙力が私にはない…。
こちらの写真は「さざれ石」。君が代の歌詞に登場する、アレです。こんな不思議な形をしてたのかと驚き。長い年月をかけて溶けた石灰石と小石がひとつになってできているのだそうです。
屋敷の中はこんな感じ。当たり前だけど広い。
こちらは水琴窟(すいきんくつ)。竹筒に耳を近づけてみると、かすかながら中から水琴の澄んだ音が聞こえます。
おしゃべりな観光客もココに来たら、しんとなって水琴の音に集中してましたよ(笑)
旧野﨑家住宅の枯山水庭園をまったり歩く
つづいて枯山水庭園へ。ますます非日常的な雰囲気が漂います。旅に来た~って感じがしていいですね。
苔と石組みが織りなす風景に癒されます。江戸時代から現役のサツキツツジがとくに有名なんだそう。私が訪問した時期は見られませんでした。
旧野崎家住宅の土蔵群にさらに近づく
お屋敷と庭園を見た後は、土蔵群に行ってみましょう。製塩の様子を伝える展示があちこちにあります。
土蔵群の裏側は白壁でなく、木のこげ茶がキレイでした。本当、この並び好き。
こちらは溜石(ためいし)というのだそう。理科の天秤の授業で使った分銅と同じ役割をする道具で、塩を煮詰めるときに使う石灰の量をこれで測ったんだとか。
ちなみにこの溜石、1個あたり何キロだと思いますか?
正解は60kg。成人男性の体重の平均よりちょっと軽いくらいです。そう考えると、見た目以上に重いやつってことが分かります。
そんなこんなで、土蔵群をぐるりと一周しました。江戸時代の実業家の職場が分かって参考になりましたよ。
最後は「野﨑」と書かれた提灯を記念撮影して散策終了。児島駅に戻る前に海が見たくなったので、最後は海に向かって歩いていきます。
旧野崎家住宅はココ
年末年始と月曜日はお休みなのでご注意を~。(祝日の翌日の月曜はやってます)
営業時間は9:00~16:30です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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