今回は、埼京線の南与野駅から与野本町駅に向かって歩いたときに見つけた、与野の大カヤをピックアップします。
与野の大カヤは、埼玉県さいたま市の(数少ない)観光スポットのひとつ。しかも、国の天然記念物です。
埼京線の通勤快速が通過する南与野駅が最寄り駅というマニアックな観光スポットですが、数少ない(二度言うな)さいたま市の観光スポットなので、埼玉県民の1人として自慢させてください。
散策①はこちら。
もくじ
南与野駅周辺のの住宅地にある与野の大カヤ
まずは、南与野駅西口から高架線沿いに歩き始めます。道路はきれいに舗装されています。さすが、住むにはぴったりの埼玉県です!
駅周辺でも人は少なめで静かです。新幹線が通過するとき以外は…。
歩いて数分も経たないうちに、住宅地に突入。これぞ埼玉クオリティ!本当に住むには便利な場所ですね。(どれだけ埼玉移住を勧めるのか)
与野の大カヤがある金毘羅天堂を発見
住宅地をしばらく歩くと、お寺か神社の境内らしきものが見えてきました。
近くに地図があったので見てみると、「大かやと金毘羅天堂」やら「与野新八景」やら書かれています。これを見るだけでも面白そうですね。
さっそく、立ち寄ってみることにしました。
金毘羅天堂を参拝する
お寺の入口らしきところを発見。「東永山 妙行寺」と書かれています。金毘羅天堂じゃないのかしら?
いやいや、ご心配無用。境内の奥に入っていくと、「金毘羅天堂」と書かれた小さなお堂がありました。
どうやら妙行寺の本堂はココじゃなく、道路を挟んだ向かい側にあるようです。
お賽銭箱があるので、とりあえずお賽銭を入れて参拝しました。ちなみに、中には金毘羅天立像があるそうです。
与野の大カヤと与野市時代の貴重なものを発見
金毘羅天堂の横には、小さな石碑がありました。与野市観光協会が設置したもののようです。
…って、ん?与野市!?これは埼玉県民的に軽い衝撃です。なぜなら、今は合併されて与野市じゃなくて「さいたま市」になってるのですから。これはレアだなあ。
石碑には「新・日本名木百選、与野の大カヤ」と書かれています。新・日本名木百選というジャンルがあったのか。
与野市時代に作られた、貴重な石碑。できればこれからもずっと設置しておいてほしいです。
そして、いよいよ与野の大カヤとご対面です。
で、でかい…!!
生で見ると衝撃的なのですが、大きすぎて与野の大カヤの全体像をどうやって撮影すればいいのか迷います。正直、与野の大カヤのすごさの20%くらいしか伝えられてない気がする。
ちなみに、樹高21m越えで根回りも13mを超えています。
冒頭でも言いましたが、与野の大カヤは国の天然記念物にも指定されている巨木です。樹齢1000年を超すとも言い伝えられています。
天然記念物に指定された背景には、文化的な価値も高いという評価もあるのだそう。与野の大カヤがある金毘羅天堂の信仰の対象になっているのだとか。
さらに、江戸時代の1400年にはすでになかなかの大きさを誇っており、旅人たちが土地勘をつかむための目印にもなっていたと伝えられています。
確かに、Googleマップがない時代にこの巨木の存在はいろんな意味で大きかったでしょうね。与野の大カヤまで頑張って歩こう…って思いながら、旅をした人もいるのかな?
大きな木をじ~っと見上げていると、なぜだか心が安らぎます。木の幹を目の前でじ~っと見るのも楽しいですね。
おかげで妙行寺の本堂へ行くの、忘れてしまいました(おいおい)。
南与野駅から与野の大カヤまでの行き方
与野の大カヤへは、南与野の西口から歩いて10分ほどでアクセスできます。実は、与野の大カヤとは何となく歩いていたら遭遇できたのですが、とてもラッキーな出会いでした。
南与野駅~与野本町駅の駅間歩き、結構楽しいです。
次回も続きを書いていきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。