青岸寺

青岸寺と青岸寺庭園、そして湯谷神社を訪ねる【米原駅】

さてさて、今回は滋賀県の米原駅から歩く散策編です。米原には宿泊したこともあり、散策エピソードがたくさんあるので前編・後編の2回で紹介します。

前半の今回は、観光にピッタリの場所を紹介します。どうぞ、お付き合いくださいね。




米原駅から中山道へ

米原駅

米原駅には東口と西口があるのですが、宿泊先(東横インホテル)がある西口は最後に歩くことにします。というわけで、東口から散策スタートです!

青岸寺

駅前には車がたくさん通る大きな道(国道8号/中山道)があったので、道なりに歩くことに。右と左、どっちに進むか迷いましたが、パッと見て建物が多そうな左側を選択。

しばらくすると、「国指定 名勝 青岸寺 庭園」と書かれた看板を発見。おお!こんな近くに国指定の名称があったとは。

以前、米原を訪ねたときに行った記憶ないぞ。今以上に旅に慣れてない当時なら、こういったいかにも面白そうな場所、スルーするわけがないもん。というわけで、行ってみましょう。

青岸寺

しばらく歩くと、滋賀名物の飛び出し坊やを発見。何とも言えない可愛らしさがあります。

青岸寺

中山道を外れた途端、細い道へ入ってしまいました。瓦葺きのレトロな家屋が並んでて、いい雰囲気です。このまま直進すると…

青岸寺

青岸寺の入り口を知らせる石碑が見つかりました。この先へ進むんだな。なんかとっても薄暗いですけど…。よし、行ってみましょう。




いざ、国指定の名勝 青岸寺庭園へ!

青岸寺

暗闇にびくびくでしたが、すぐに緑のトンネルが広がり、その奥に立派な門が見えてきました。鳥のさえずりも響いて、とってもいい雰囲気です。

青岸寺

門をくぐり、青岸寺とご対面。サルスベリの真っ赤な花が映えますね。その下に広がる緑は、シダ植物のイワヒバだそうです。

青岸寺は600年以上前の南北朝時代、近江守護職の佐々木道誉によって創建された、佐々木家の祈願寺が始まりのお寺です。その後、荒廃した時期もありましたが、江戸時代に井伊家によって再興されたのだそうですよ。

青岸寺

イワヒバの中にちょこんと佇むお地蔵様を発見。思わず写真を撮ってしまいました。その後、カメラ女子がやってきて同じように撮ってました。気になるよね。

青岸寺

本堂を参拝したら、右手にある青岸寺庭園の入口へ。こちらは有料となります。大人300円、小人100円でした。

青岸寺

こちらの鐘を鳴らして、お寺の方を呼びます。なかなかよく響きました(笑)拝観料をおさめたら、靴を抜いで中に入りましょう。




青岸寺庭園の美にうっとりする

青岸寺

赤じゅうたんの廊下を進むと、中はカフェのようになっていました。室内に大きめのテーブル席が、窓際には庭を見ながらお茶できる小さなテーブル席がありました。観光する人が少ない昨今ですが、ここは割と人が多かったです。

青岸寺

奥まで進むと、ご覧の通りお庭が一望できます。青岸寺庭園は青岸寺3代目の和尚様が、井伊家の家臣に命じられて造った回遊式枯山水庭園です。

枯山水といえば白い砂というイメージですが、ここは代わりに杉苔を使っているのが特徴です。

江戸時代から米原宿に来た者は必ず立ち寄ると言われたほど、人気のスポットだったそうですよ。

青岸寺

庭園の左手にあるこちらの石灯篭にもご注目。こちらはキリシタン灯篭といいまして、安土桃山時代の1549年にキリスト教信者や茶人の好みに合うように造られた、和洋折衷の石灯篭なのだそう。

「江戸時代に造られた庭になぜ安土桃山時代の石灯篭が!?」となりますよね。それもそのはず、これは庭造りの際に別のどこかから持ってきたのだそう。しかも、それがどこだか分からないのだとか。

どこらへんが”洋”なのかが、私にはいまひとつ理解できませんでしたが、てっぺんの六角形の屋根みたいな部分が個性的で、確かにほかでは見られないデザインだと感じました。

青岸寺

回遊式庭園はいろんな角度から見て楽しまなくては。というわけで、さらに奥へ進みましょう。少しずつ段が高くなる、ユニークな廊下を歩きます。

青岸寺

そして、先ほどの反対側から庭園を眺めます。こちらは松の木の存在感がすごいですね。あと、建物と庭のコラボレーションがいい景色を作り上げています。最初の写真は奥の建物の窓が開いてる場所から撮りました。

青岸寺

ちなみにここは、書院・六湛庵(ろくたんあん)といいます。福井にある永平寺の64世である森田悟由禅師があちこちで布教していた際、ここに寄って宿泊や休憩をしていたそうです。奥にはトイレやお風呂もありました。

青岸寺

そして最後は本堂へ。ここには米原市指定文化財の菩薩像が祀られていました。写真は撮っていないので、ぜひ現地でご覧になってみてください。

すみっこには気になるスポットが。それがこちらの重軽石です。願い事をしながら石を持ち上げ、軽々持ち上がったら叶うという、割といろんな寺社で見かけるやつですね。

ただ、青岸寺は子供用・女性用・男性用と石が3つそろっているのが珍しかった。

やってみようかと思ったけど、欲張りなので願い事をひとつに絞れず断念。別の神社でやったときは、この世のものとは思えぬ重さで、ドン引きした記憶があります。どれだけ願い事に遠い場所にいるのか…と、涙がホロリとこぼれましたよ。

こんな感じで青岸寺と青岸寺庭園を楽しみました。




湯谷神社で鉄道と縁のある場所を見つける

湯谷神社

青岸寺を後にして、次は湯谷神社(ゆたにじんじゃ)へ。実は青岸寺へ向かう途中に大きな一の鳥居が見えまして、とっても気になったのですよ。

写真は一の鳥居をくぐり、しばらく歩いた後の景色です。こちらは私以外誰もいなくて、深い緑と静寂に包まれていました。湯谷神社は、諸国行脚をしていた出雲の人が、ここで温泉を見つけたのが始まりだそうです。

湯谷神社

参拝を済ませたら、隣にある春川稲荷へ。ちょっとくすんだ朱色がいい味出してます。

湯谷神社

春川稲荷は、江戸時代に米原村で大火災があったときに、今後は同じことが起こらないようにと願って建てられたそうです。こちらも参拝しました。

湯谷神社

春川稲荷のとなりにある大神宮は、ちょっとした鉄道とゆかりのあるスポット。国鉄が民営化されたとき、米原機関区に祀られていた大神宮がここにやってきたそうです。「米原機関区廃止に伴う遷宮記念」と書かれた石碑もありました。

こんな感じで湯谷神社の参拝も楽しみました。米原駅から歩いて10分ほどで行ける、定番の観光スポットという気がします。後編はもう少しディーブな感じになっていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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