弁天島_赤鳥居

弁天島海浜公園の赤鳥居を見て、舞坂宿を歩く【JR弁天島駅から散策】

投稿日:2021年5月1日 | 更新日:2023年9月28日

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今回は、JR弁天島駅(JR東海/東海道本線)から歩いてみた様子をお伝えする散策編です。40分という滞在時間で回れるところを回りまくったのでちょっと写真が多くなりますが、どうぞお付き合いください。

では、さっそく行きましょう。

※2021年4月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2014年3月下旬)



弁天橋を渡って舞坂宿脇本陣へ

弁天橋

前回書いた通り、弁天橋を渡るところから今回の散策はスタートします。ルートは次の通り。まっすぐ歩けば10分弱の距離です。

弁天島_赤鳥居

でも橋からの眺めがすごく良くって、そんなすたこらさっさと歩けるもんじゃないんですよ。遠くに見えるのは、弁天島観光シンボルタワー 赤鳥居です。

赤鳥居が建つ場所は天然干潟のいかり瀬といって、南浜名湖とも呼ばれるのだそう。近くにはヤシの木がたくさんあって、南国リゾート感が漂います。

弁天橋

たくさん船が停まっている景色だけでワクワクが止まらない海なし県民。

弁天橋

橋を渡りきったところには常夜燈らしきものがあり、その足元には「舞坂宿 京に五拾七里 二拾六町」と書かれていました。ちなみに舞坂宿とは、江戸から30番目の宿場町です。

一里が約3.92kmなので、57里だと約223km。ここから京都駅の距離をざっくり計算すると約220kmなので、そういうことみたいですね。その間に26の町があるってことなのでしょうか?そこは真意をつかめず。

弁天橋_北雁木跡

道なりに進むと、渡船場跡北雁木跡と書かれた石碑がありました。雁木は「がんげ」って読み方で、階段状になっている船着場を意味するのだそう。

舞坂宿には3つの渡船場があって、一番南は荷物の運搬、真ん中は旅人が、そして一番北の北雁木は大名や幕府の役人が使っていたそうですよ。

弁天橋_北雁木跡

近くには東海道五十三次の絵が貼られた案内板がありました。でも、字が一部消えてて読めない…(汗)

分かる範囲での話ですが、浜名湖は明応7年(1498)にあった大地震(=明応地震)で海と湖の間をつなぐ口ができて、その地を「今切」というようになったことを伝えています。



舞坂宿脇本陣をチラ見する

弁天橋_北雁木跡

北雁木を通り過ぎて町中をブラブラする。…と、右手に案内板を発見しました。

舞坂宿脇本陣

選択肢が多すぎてどうすればいいのやら。

西町常夜灯

ふと目をやると、案内板がついた立派な燈籠を発見。西町常夜灯といって、舞坂宿の往還道路沿いにある3つの常夜灯のうちのひとつだそうです。

舞坂宿は江戸時代の文化6年(1809)に宿の大半を焼いてしまった大火事があって、復興に大変苦労したそうです。そこで、防火の願いを込めてこの常夜灯が文化10年(1813)に建立されたと伝わっています。

舞坂宿脇本陣

常夜灯をしっかり見たところで、再び行き先に迷う。…が、町中で一番アピールされてるのが脇本陣なので、素直に脇本陣へ向かうことにしました。

舞坂宿脇本陣

西町常夜灯から徒歩1分くらいで脇本陣へ到着。思ったより近かった(笑)

舞坂宿脇本陣

脇本陣は、宿場町で偉い人が止まる施設(=本陣)の予備的な存在です。本陣が混みあったら脇本陣も使う…みたいな感じでやりくりしていたそう。

こちらは旧東海道では唯一残っている脇本陣の貴重な遺構として復元されたそうですよ。そういえば、柏原宿を歩いたときも本陣などが残されていなかったもんなあ。そう考えるとめっちゃ貴重ですね。

残念ながら舞坂宿の町並みを伝えるほかの建物は残っていないそうですが、脇本陣を見られただけでも満足です。

そしてもうひとつ残念なお知らせが。こちらの脇本陣、無料で中を見学できるのに、どうやら7年前の私は入ってないみたいです。写真がなかった…。短い時間で色々回ろうと思った結果なのかもしれません。

さっきの案内板のとおり、舞坂宿はまだまだ色んな見どころがありそうです。ほかのスポットは弁天島駅のお隣、舞阪駅で降りたときに探してみようかと思ってます。宿場町と同じ名前の駅ですからね。そのときに脇本陣リベンジできるといいなあ。




リゾート感あふれる弁天島海浜公園を歩く

弁天島海浜公園

再び弁天橋を渡って道を引き返し、今度は弁天島海浜公園を歩くことにしました。う~ん、改めて静岡とは思えぬ南国リゾート感。

弁天島海浜公園

砂浜に沿って歩道が整備されていて、さらに何軒ものホテルが並んでいます。一部は弁天島海水浴場になっていて、パラソルを差したベンチも設置されていました。

弁天島海浜公園

唐突なふぐのオブジェに驚いて調べてみたら、弁天島周辺ってふぐ料理屋が点在しているようです。浜名湖といえば鰻のイメージでしたから、これは意外でびっくりしました。

弁天島海浜公園

こちらのふぐは口が水道になっているっぽい。愛嬌ある良いデザインしてるなあ。

弁天島海浜公園_赤鳥居

そんなこんなで歩いていると、赤鳥居が正面に見える場所に到着しました。改めてみると大きい。高さ約18mあるそうです。奥には国道1号(浜名大橋)が見えます。

弁天島海浜公園

そして海浜公園を歩き終えた最後の最後に、「静岡県へようこそ」と歓迎を受けてしまいました(笑)




蓬莱橋を渡って北辨天神社まで歩く

弁天島海浜公園から再び弁天島駅に戻り、今度は公園の反対側も歩いてみます。蓬莱橋梢橋を渡り、ゴールは北辨天神社です。今回の散策、めっちゃ橋渡るなあ。

弁天島駅周辺

駅前に戻ったら、高架をくぐる歩道を歩きます。

蓬莱橋

そしてすぐに蓬莱橋へ到着。

蓬莱橋

橋からは、雄大な水の流れと松の木を見ることができました。近くに貸船屋があるためか、船がたくさん浮いてます。

梢橋

今度は梢橋を渡ります。細い水路に架かっている橋なので、蓬莱橋と比べて小さいですね。

梢橋

水が透き通っててキレイ!橋の上にいる自分の影がばっちり映っておりました。

北辨天神社

そして北辨天神社に到着。社務所がない小さな神社でした。なので境内散策とはいきませんでしたが、無事に弁天島散策が終わったのでお礼の参拝をしておきました。

こんな感じで弁天島駅から始まる散策は終了です。私の記憶違いじゃなければ、このあと5時間ほど電車に揺られて埼玉の大宮駅方面へ向かったのでした。

出発は滋賀の近江八幡駅だったので、1日で結構な距離を移動してることになります(私基準ですが)。また青春18きっぷ旅やりたいけど、7年前ほどの長距離移動はできないだろうな。ではまた。

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