東北の駅百選・白石駅と宮城県白石市のご当地マンホールを訪ねる【JR東北本線】

投稿日:2022年7月12日 | 更新日:2023年9月28日

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前回に引き続き、今回も東北地方の鉄道駅からピックアップ。今回の主役は、宮城県白石市にあって東北の駅百選に選定されているJR白石駅です。

ちなみに白石駅の読み方は「しろいし-えき」で、「しらいし-えき」ではありません。私は訪問するまで読み方を間違えてました(汗)

何はともあれ、出発です。

※2022年7月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2014年8月末)




白石駅のプラットホームと駅構造

白石駅の駅名標。宮城県の観光PRゆるキャラの「むすび丸」が描かれてて可愛いです。

東北本線の電車を見送る。確か、白石駅を訪ねたときは夏の青春18きっぷシーズンだったなあ。

18きっぷのときの東北本線って、なかなか混んでるイメージ。18きっぷ期間中だけ車両増やしてくれないかなあ~と個人的にひっそり期待してます(無茶ぶり)。

白石駅は片側に線路がある単式ホームが1面と、両側に線路がある島式ホームが1面ある駅構造で、全3線を持っています。写真は2番線・3番線乗り場がある、島式ホームから見た景色です。

白石駅にはに留置線と待避線があるので、それらしき線路もちらりと見えています。




白石駅の歴史を伝える油庫と改札口

白石駅の2面のプラットホームをつなぐ跨線橋。淡い黄緑色に塗られていて味があります。こちらを歩いて1番線方面に向かいましょう。

白石駅名物・レンガの油庫

1番線ホームを見ていたら、レンガ造りの気になる建物を発見しました。扉の上には「白石駅 れんがの油庫」と書かれています。

案内板によると、この油庫は1887年(明治20)の12月15日に白石駅が開業したときに建築されたそうです。油庫には灯火類の油が収納されていたんだとか。

油庫は、白石駅開業当時に建築されたもので唯一残っているものってことで歴史的価値も高そう。100年以上の歴史を持つ赤レンガの油庫かあ。中もちょっと気になりますね。

1番線ホームは改札口と隣接してるので、ここから駅の外に出ます。訪問時には、「片倉小十郎と真田幸村 歴史秘話の地」と書かれた大きな案内板が掲げられていました。

片倉小十郎は仙台藩主伊達家に仕え、白石城を預けられた片倉家の当主が代々襲名した名乗りだそう。中でも初代の片倉景綱が有名なんだとか。

出入口そばにも小十郎つながりの珍しいものがありました。こちらは「鬼小十郎まつり」に使われた甲冑です。お祭りでは、鬼小十郎と称された2代目・片倉重長の活躍を真田幸村との激闘で再現するそうですよ。

改札口にあった「ようこそ白石」ののぼりも和風のモチーフが活きた素敵なデザインですね。

改札を通って待合所(駅舎の中)に来ました。シンプルに広々してます。白石駅は白石蔵王駅管理の業務委託駅で、駅員さんは改札横の窓口にいらっしゃいます。

私が訪問したときは、きっぷ売り場&みどりの窓口になってました。

JR東日本の白石駅駅構内図で最新情報を確認したら、窓口のところに白石市観光案内所とも書かれてました。いろんな機能を兼ね備えてるようです。


白石駅の駅舎と駅前の様子

いよいよ白石駅の駅舎とご対面です。地方のちょっと大きい駅によくみられる、平べったくて大きな駅舎。

屋根の上に取り付けられた駅名標が今時珍しい1文字ずつ独立したタイプなのが、個人的なおすすめポイントです。JR東日本の駅舎外観に取り付けられる駅名標は、コーポレートカラーである緑色のラインが入った、プレート式のものがほとんどですからね。

2022年に現存する近代建築として選定された白石駅本屋

白石駅の駅本屋は1959年(昭和34)に改築された、歴史ある建物。

2022年には、DOCOMOMO Japanが現存する近代建築として選定する「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも選ばれました。

2005年から始まった比較的新しい選定ですが、2022年現在では全部で264の建築が選ばれています。

懐かしみながら写真を見返した白石駅ですが、偶然にも今年、価値ある建築として選ばれていてなぜか私も嬉しいです。

別の角度から駅舎を見ると、ターミナルに灯籠(?)のようなシンボル的なオブジェが建てられていました。

あ、でもよく見たら上の方に釣鐘が付いてます。灯籠じゃなくて鐘楼かも?逆光で見えにくくてすみません…。

駅前のターミナルにはタクシープールがあるほか、一般車両も停まれるようになっていました。

白石駅前で見つけた郵便ポスト。箱型のポストはどこでも見かけますが、脚がついてなくて箱ごと床にドカンと置かれてるのは珍しい気がする。そして何より、白石城のオブジェが飾られご当地感にあふれてるのが素敵です。

もうひとつ、個人的にツボだったのが白石駅前自転車駐車場。大きさもさることながら、建物のデザインが古き良き日本って感じで良くないですか??

柵に取り付けられた栗みたいな紋は、どんな意味があるんだろう。調べてみたけれど、分からずじまいでした。




白石駅周辺で見つけた、白石市のご当地マンホール

いろいろ面白ネタがある白石駅ですが、最後に駅周辺で見つけたご当地マンホールの紹介です。

1枚目は、白石市の花・ヤマブキが描かれたマンホールです。中央には白石城主である片倉家の軍旗に描かれた黒釣り鐘をモチーフにした市章がデザインされてます。

こちらもヤマブキと市章の組み合わせなんですが、ヤマブキの絵柄がちょっとポップな印象です。

全く同じものを描いたデザインマンホールが2パターンあるって、何気に珍しい気がします。少なくとも私はこれが初対面でした。

2017年からは白石城を描いたマンホールも登場しているようです。再訪したら探しに行きたいですね。

白石駅の駅探索はこれにて終了。次回は白石城を目指して歩きます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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