紅葉見ごろの清水園

紅葉が見頃の清水園の庭園(11月訪問)-新潟県・新発田駅から歩く

投稿日:2021年12月15日 | 更新日:2023年9月28日

当ブログはアフィリエイト広告を使用しています

今回は、新潟県新発田市にある新発田駅(しばたえき)からの散策編です。行き先は、国指定名勝で大名式回遊庭園が見られる「清水園」。タイミングよく紅葉シーズンに訪問できたので、季節を感じる絶景を楽しむことができました。

清水園は新発田駅から徒歩約8分と好アクセスなので、途中下車の旅でぜひ足を運んでいただきたいスポットです。では、清水園の紅葉を写真たっぷりでお届けします。では出発です!

※2021年12月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2014年11月下旬)




国指定名勝「清水園」ってどんなところ?

紅葉見ごろの清水園

案内板を見たところ、清水園は正確には「国指定名勝 清水園 旧新発田藩下屋敷庭園」って言います。下屋敷とは、大名や上級武士らの別邸のこと。写真は清水園の入口&受付です。

紅葉見ごろの清水園

下屋敷を造営したのは、今から360年以上昔の江戸時代1658年(万治元年)。完成は1693年とのこと。熊本の水前寺成趣園もそうだけど、大規模な庭園ができあがるまでには長い時間が必要なんですね。

紅葉見ごろの清水園

清水園の庭園は、遠州流の茶人で幕府の茶道方だった縣宗知(あがたそうち)を招いて造られました。中央に草書体の「水」の字をかたどった大池泉があるのが特徴で、琵琶湖南西部にある近江八景をモチーフにした回遊式庭園(=中を歩けるお庭)となっています。

実際に大池泉を見ても「水」の形は分からなかったのですが(というか、知識がなくて草書体の「水」が分からない)、理屈抜きに非日常的な美しさを見せてくれるのが清水園なのです。では、本格的に清水園の紅葉を見ていきますか。




例年11月に見られる、清水園の紅葉

紅葉見ごろの清水園

新発田市にある清水園は、例年11月下旬~中旬ごろが紅葉の見頃と言われてます。でも2014年に訪問した私は、11月下旬でも充分に紅葉を楽しめました。こればっかりはその年の気候によって変わりますから、予測が難しいですね。

紅葉見ごろの清水園

苔に覆われた大地に落ちる、真っ赤なカエデの葉。これぞ紅葉シーズンと言わんばかりの景色が、庭園に入ってさっそく見られました。

紅葉見ごろの清水園

清水園には書院と5つの茶室があり、歴史的建造物と紅葉のコラボも見どころのひとつ。写真はおそらく書院かと思います。

紅葉見ごろの清水園

こちらは桐庵という茶室と紅葉。写真が下手過ぎて建物の中央をぶった切るように紅葉する木が立っている構造になってますが、それでもなお美しいと思うのですが、いかがでしょうか?

紅葉の赤や黄色だけじゃなく、緑色にもいろんな濃さがあって色彩が豊かでうっとりしてしまいますね。

紅葉見ごろの清水園

庭園の中にある細い通り道。カエデがオレンジ色に紅葉するところってあまり見たことがないので、ちょっと感激しちゃいました。

紅葉見ごろの清水園

敷石を取り囲むように、赤色やオレンジ色に紅葉したカエデの葉が落ちています。

紅葉見ごろの清水園

そして着きました、大池泉。ジグザグに石でできた橋が渡してあります。

紅葉見ごろの清水園

実際に渡るとなると、ちょっとドキドキする形状の橋ですね。

雨上がりのあまり天気が良くないタイミングに訪ねたためか、ちょっと水が濁ってます。ブルーともグリーンとも言えない何とも不思議な色をした水面に紅葉した葉の色が映って、それはそれでキレイだな~と感じました。

紅葉見ごろの清水園

橋を渡り終えると、石灯篭がお出迎えしてくれました。さっきまでは赤い紅葉がメインだったけど、ここは黄色やオレンジ色が多いです。

紅葉見ごろの清水園

別の石灯篭と大池泉。

紅葉見ごろの清水園

紅葉シーズンは、赤やオレンジに染まったカエデだけじゃなく、ススキも見られました。本当、秋って感じですね。奥の方には夕佳亭(ゆうかてい)っていう茶室も見えます。

こんな感じで清水園の紅葉を楽しみました。秋の回遊式庭園を散策する経験ってなかなかできないので、7年経った今でも印象深い思い出です。

紅葉見ごろの清水園

清水園を出て、道を挟んで向かい側には重要文化財の「旧新発田藩足軽長屋」がありました。屋根面が四方から伸びている、寄棟造りの立派な茅葦屋根が素敵。

建てられたのは江戸時代の1842年(天保13)。当時は比較的身分の低い家臣が住んでいたそうです。




新発田駅から清水園までのアクセス

新発田駅

最後は新発田駅から清水園までの行き方をご紹介します。まずは正面口を出発。

新発田駅

県道202号線沿いを歩いて・・・

諏訪神社方面に進みましょう。

紅葉見ごろの清水園

紅葉見ごろの清水園

諏訪神社神門を通過して、県道14号線沿いを歩くと「清水園前」というT字路に着きます。

紅葉見ごろの清水園

ここまで来たら、清水園まであと少し。こんな感じで案内板も建ってました。

紅葉見ごろの清水園

あとは案内に従って、細い水路沿いを歩いてると清水園につきますよ。新発田駅から徒歩約8分なので、鉄道旅でもふらっと立ち寄りやすいです。




清水園の営業時間・料金

紅葉見ごろの清水園

清水園の住所や営業時間、料金についても紹介しておきますね。

所在地:新潟県新発田市大栄町7-9−32
料金:大人700円、小中学生300円
※小中学生は日祝日無料、就学前の子どもは無料です。
営業時間:9:00~17:00(11~2月は16:30閉園)
定休日:年末、1月・2月の水曜日
公式サイト:http://hoppou-bunka.com/shimizuen/index.html

なお、イベントやお茶会などが催される日は定休日じゃなくてもお休みの場合があります。足を運ぶ際は、公式サイトで最新情報をご確認ください。

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

鉄道コム
応援クリックしていただけると嬉しいです。