中心街100円循環バス

今はなき「中心街100円循環バス」で山形を散策した思い出。紅の蔵&歌懸稲荷神社編

投稿日:2021年5月3日 | 更新日:2023年9月28日

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今回から2016年9月に実施した、山形駅周辺の散策の様子をお伝えします。散策といっても、結構な割合で循環バスを使ってます(汗)駅から徒歩で旅するブログ「駅トホ」なのにすみません。

でも私が利用した中心街100円循環バス、今はもうないのだそうです。もう二度と見られない貴重な景色をお伝えしつつ、紅の蔵歌懸稲荷神社といった観光スポット、そして今は閉業してしまった伝統こけし館を訪ねた様子を紹介したいと思います。

※2021年5月現在の情報をもとに書いております(撮影日は2016年9月中旬)




100円循環バスの一日乗車券をゲット

中心街100円循環バス

さて、こちらが今はゲットできない中心街100円循環バスの一日乗車券です。今も大事に保管してます。1回の乗降が100円なので、300円とはなかなかリーズナブルです。

中心街100円循環バス

一日乗車券は、山形駅の1階にあるバス案内所で買いました。

中心街100円循環バス

乗車券を買ったらすぐにバスが到着したので慌てて乗車。おかげでバスの車両がちゃんと撮れてません。深緑色と朱色の塗装がシックでいい感じ。

今回のルートは地図の通り。山形駅前を出発し、2つ目のバス停「山形城三ノ丸跡」で下車して歌懸稲荷神社へ。そこから再びバスに乗って隣の「十日町紅の蔵前」バス停で下車して紅の蔵を訪ねます。

続いて伝統こけし館へ。最寄りは市役所南口バス停なのですが、別のバス停で降りて少し町中を歩きました(どのバス停か忘れた)。

現在はベニちゃんバスが巡回してます

ここでちょっと補足情報を。中心街100円循環バスはなくなっちゃいましたが、今は同じく市内を循環するバスとして「ベニちゃんバス」が走ってます。私が利用したバス停も残ってます。

ただ、公式サイトを確認すると一日乗車券がないようです。替わりに回数券がありました。あと、私が利用したときはバスの本数が多い印象でしたが、今は1時間に1本ペースのようです。なので近距離は歩いて、ちょっと遠いところに行くときだけバスを利用するのが良さそうです。




歌懸稲荷神社を参拝

中心街100円循環バス

ということで、山形城三ノ丸跡バス停に到着です。

歌懸稲荷神社

近くには歌懸稲荷神社(うたかけいなりじんじゃ)があります。商売繫盛や五穀豊穣のご利益があるそうです。鳥居の扁額が大きくてめっちゃ立派。

歌懸稲荷神社

そして参拝。こちらの拝殿の奥にバス停の名前になってる“三ノ丸跡”があるそうです。また、境内には子育て地蔵尊や神輿蔵などがありました。

中心街100円循環バス

約20分後にバスが来たので再び乗車。隣のバス停まで移動しました。




山形まるごと館・紅の蔵へ

中心街100円循環バス

あっという間に十日町紅の蔵前バス停に到着。

紅の蔵

道を挟んだ向かい側に山形まるごと館・紅の蔵があります。埼玉県民としては、川越の蔵造りの町並みを思い出す建物です。

紅の蔵は、もともと紅花商人として栄えた長谷川家の家屋群なのだそうです。明治27年にいったん火事で焼けたものの、明治34年に再建されたのだとか。その後、平成に改修工事が行われました。

紅の蔵

壁には山形市のまちなみデザイン賞グッドデザイン賞を受賞したことを伝えるプレートが飾られていました。

正面はカフェダイニングになっており、右端の暖簾をくぐると土産屋や庭園などを見ることができます。

紅の蔵

縁側ときれいな日本庭園を通り抜ける。

紅の蔵

途中に郷土料理屋があったのですが、定休日でした。

紅の蔵

そして土産屋に到着!おみやげというか、自分用のおやつを買いました。

紅の蔵

こっちの庭園の方が広々してて、鳥居と祠もありました。

紅の蔵

立派な建物だなあ。1階の窓枠の装飾がハイカラで素敵。今時の家屋じゃ見られないデザインですよね。

紅の蔵

記憶がおぼろげなのですが、史料が展示されている施設もあり、紅花屏風を見学させてもらいました。紅花の種をまいて育て、出荷し、店頭に並ぶまでの流れを紹介しているそうです。

こちら企画展のようで、現在は見られないようです。でも紅の蔵は定期的に企画展が催されてますから、いつ訪問しても楽しめると思います。

紅の蔵

こんな感じで紅の蔵を楽しんだのち、再び十日町紅の蔵前バス停へ。バスを待つ間、先ほどの土産屋で買ったアップルパイを食べました。

そしてバスに乗車。ここで戦慄が走る出来事が。私はきまって運転手さんの後ろの席に座ってたので、このときも同様の座席に着こうとしたんです。

そしたら、なぜか座席に私の財布が!!!

アップルパイは小銭入れからお金出したんで、メインの財布を落としたことに気付いてませんでした(汗)

しっかし盗まれてなくてよかった。というか、誰も私の財布に気付いてないということにもビックリしました。本当に運が良かった。




今は閉業してしまった、やまがた伝統こけし館

伝統こけし館

そんなこんなでプチトラブルを起こしつつ、やまがた伝統こけし館に到着。ナナビーンズというビルの5回にあります。3段構えのこけしが可愛いのに今は見られないのか、悲しいなぁ。

伝統こけし館

そしてこちらが入口。残念ながら、この先は撮影禁止です。でも、こけし好きが私以外にもわんさかいて、結構にぎわっていた記憶があります。

旅の思い出の品を見返してたら、伝統こけし館でいただいたパンフレットが出てきました。山形市観光協会が管理していた施設なんですね。

毎週日曜日にはこけし絵付け体験や、山形県こけし会の工人の方による実演がみられたのだそう。めっちゃ楽しそうやん。

館内には日本三大こけしコンクールに数えられる山形の「みちのくこけしまつり」の歴代大臣受賞作品が展示されていました。

また、山形の全11系統の伝統こけしが展示されていました。こけしの構造には首をからだにはめ込む形式やさし込む形式があることを知りました。

私が持ってる こけしのはれぎちゃん や峰さんはどこから来た何系統のこけしなんだろうか…。

こんな感じで山形駅の散策編第1回は終わりです。次回も山形駅周辺でのエピソードを紹介します。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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