今回は、御殿場線の山北駅を散策したときのエピソードです。短時間の滞在だったのであまり遠くまで行けなかったのですが、ディープな感じは楽しめましたよ。
駅舎探索はこちら。
駅前は観光色がある山北駅
山北駅の北口を出ると・・
となりには立派な観光案内所があります。ちなみに、お休み処も兼ねています。
そして、駅前には木の形をした観光案内版が。枝分かれした部分に観光名所が書いてあります。枝の指す方向にあるってことなのかな?
真ん中の段にある「鉄道公園・SL展示」は鉄道ファンに人気がありそうですね。でもこれ、南口なんですよ。北口歩くから行けそうにないなあ。
あと一番下の段に「御殿場線沿いの桜並木」ってのもあります。これ、すごく人気みたいですね。ネットで調べるといっぱい画像出てきました。でも私が訪問したの、残暑ですから…。
駅前にはレトロな石造りの建物の美容室が。いい味出してますね~。とまあ、楽しめる要素はイロイロあるのですが、歩ける範囲で行ける観光スポットがなさそうなので、目的なく歩くことにします。
ひとりぼっちの山北駅前大通り
駅前に「山北駅前大通り」と書かれたアーチ看板があったので、くぐることにします。逆光もあいまって、ほの暗い雰囲気です。
そう思ってしまうのは、通りに誰もいないせいかも。
これは、いわゆるシャッター商店街というやつでしょうか。正直、寂しいです。
真っ青な空の色からも分かる通り、かなり暑い!暑さに負けて、どうみても大通りじゃないところにたどり着いてしまった…。
「町の人たちはどこへ行ってしまったのかな~」と考えながら歩いてると、叶寿司の壁にこんな看板を発見。
河村城址が近いのか。ほかに見るところなさそうだし、行ってみるか?とグーグルマップで距離を調べてみる。
徒歩20分。そして南口側。しかも途中これって山道じゃないの?ごめんなさい。無理です。時間ないし残暑の熱気に体力を奪われ元気もありません。
ってことで叶寿司を通過する。古い木造の家屋でなかなか良い味を出してらっしゃる…ってあれ?おなじ建物なのに理容室の看板が。面白いなあ。
その後もヒィヒィ言いながら、自分でもよく分からない道を歩く。こんな細い路地に惹かれながらも断念してみたり
ほそ~い家のサビサビな螺旋階段になぜか見入ってしまったり。
そんなこんなで時間が過ぎていきました。
そして最後に、暑さでとろけた(?)犬だか熊っぽいものを発見。
よく見たら下の部分が丸太とつながってます。つまり、1本の木からこれを掘ったのかあ。すごい忍耐力だあ。本人はとろけてるけど。
そんなこんなで山北駅の散策は終了。これを撮影したのは2012年だったので、今はどんな風になっているのか知りません。
今も変わらずこの風景が残っているなら、寂しいと思いつつも、それはそれで完成された個性だなとも感じてしまいます。
私は各地域や町ごとの「普通」が知りたくて旅をしてるので、寂しかろうが何だろうが、こうして何気ない風景を楽しむ散策は結構好きです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。