投稿日:2021年4月21日 | 更新日:2023年9月28日
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今回は西鉄久留米駅の散策編です。西口方面を歩きました。正直、西鉄久留米駅周辺は目立った観光スポットがあるかといえばそうではないのですが、歴史的建造物が町中に点在していたり、レトロな看板があったり、個性的なお店があったりと、面白いところがいっぱいあって、「THE 観光」より「ぶらり旅」が好きという人には特にハマるスポットだと思います。
私が訪ねた時期(2018年3月下旬)は桜が満開で、お花見も楽しめました。では行きましょう!
※2021年4月現在の情報をもとに書いております(撮影日は上記に記載)。
広又通りから明治通りへ歩く
今回の散策ルートを地図で表示するとこんな感じです。
ホテルセントラルインを出発して、目の前にある広又通りを明治通り方面へ向かいます。明治通りで久留米教会を見たら、旧国武合名会社絣倉庫建物へ。
個人商店やスナックなどが並ぶ細い路地を歩いて三本松公園へ向かい、最後は小頭町公園に行きました。そんなこんなで2kmちょっと歩いてます。
というわけで、広又通りを歩きます。
広又交差点で左折。右手にあるのはスーパーマーケットのジョイント久留米中央店です。グーグルマップで現在の様子を確認しましたが、看板の一部が変わってました。
まっすぐ歩くと筑後川水系の池町川があり、その近くには東町公園がありました。
歩き始めたの17時前なので、日光が夕暮れらしい温かな感じですね。
さらにまっすぐ歩くと久留米一番街商店街があって、周辺には個性的なお店がたくさん並んでいました。
そして、明治通りに到着です。近くに久留米宗社 日吉神社や久留米シティプラザがあって、この辺りは特ににぎわっていました。私は明治通りを横断して、さらにまっすぐ歩きます。
…でもその前にちょっと寄り道です。
カトリック久留米教会と旧国武合名会社絣倉庫
明治通り沿いにあるカトリック久留米教会。戦国時代からの歴史があるのだそうです。
毛利元就の九男で筑後国久留米の大名である毛利秀包(ひでかね)が洗礼を受け、宣教師を保護したことで、当時は7000人以上のキリシタンがいたと伝わっています。
現在の教会は、戦後の1955年に誕生したそうです。歴史がありますね。
久留米教会を通り過ぎて、再びまっすぐ歩く。なんかすっごく懐かしい視力表を見つけてしまって、思わず写真を撮ってしまいました。目玉がクルクル動くんですよね。
「滝内時計店」と書かれてる看板も歴史を感じられます。
その後、ふらりと左折。しばらく歩くと、ものすごく歴史のオーラを感じる建物を見つけました。旧国武合名会社絣倉庫と言うそうです。
『西鉄久留米駅とマンホール』で紹介した、久留米絣の工業化に成功した会社なのだそう。こちらのマンホールの中央に描かれてる織物が久留米絣です。
重厚な扉と装飾が印象的でした。旧字で書かれた会社名も歴史を感じさせますね。ちなみに国武合名会社が設立されたのは、明治32年(1899年)とのこと。この建物ができたのも、その頃でしょうね。
観光地されてるわけもなく、中に入れる雰囲気があるわけでもなく、ただただ久留米の町中に佇んでるのがいい感じでした。
この辺りはレトロな建物や看板がたくさんあるためか、私以外にもカメラを片手に散歩している人をチラホラ見かけました。カメラ女子が一生懸命撮っていたリョーユーパンの看板を思わず私も撮影。
リョーユーパン、直営店が九州・中国地方限定ってこともあってか関東では見かけたことがないので、旅先で見つけると必ず買ってしまいます。
細い路地を歩き、旧十七銀行久留米支店建物へ
さらにまっすぐ歩くと、スナックや飲み屋が並ぶオトナな町並みに変わっていきました。17時台だから人でにぎわうのはもうちょっと後になりそうです。
しばらくすると、またしてもレトロ建築物を発見!こちらは旧十七銀行久留米支店建物といいます。その名のとおり、かつて銀行としてにぎわっていた場所ですが、グーグルマップで確認すると「久留米市民図書館西分館」と表示されます。
「どう見ても図書館として使われてる感じしないぞ!?」と、不思議に思って調べてみたのですが、2010年までは図書館・書庫として使われていて、その後は売却に出されたのだそうです。これからどんな風に活躍するのか楽しみですね。
旧十七銀行久留米支店建物は、昭和2年(1927年)に建てられた鉄筋コンクリート造の建物で、真っ平らな陸屋根と2階建てとなっています。屋根の下や窓枠、扉の装飾がきれいですね。
三本松公園と小頭町公園でお花見
旧十七銀行久留米支店建物の道を挟んで向かい側には三本松公園があり、桜が見ごろを迎えておりました。
夕暮れなので提灯に明かりがついて、とっても良い感じでした。人が少なくて、桜を独り占めできたのも良かったな。
ちなみに三本松公園がある場所は、地下から江戸時代前期~中期にかけての町屋敷跡と道路跡が見つかったことから、三本松町遺跡と呼ばれるそうです。
三本松通りと小頭通りを歩いてホテルに向かってたら、もうひとつ桜スポットを発見。小頭町公園というそうです。こっちは人がいっぱいでにぎわっています。
出店や屋台がたくさん並んでて、中には「久留米ちゃんぽん」みたいにご当地感満載で気になるお店も…。でも、夕食はホテルの無料でいただけるものを食べる予定だったので今回は見送りました。
こんな感じで西鉄久留米駅周辺の散策は終了です。今回は公園とレトロ建築がメインでしたが、神社やお寺、飲食店なども気になるところがたくさんあったので、再訪したらまた歩いてみたいと思います。
気ままな散歩が好きな人や、町並みを撮るのが好きな人には特におすすめですので、ぜひ気になる方はふらりと歩いてみてくださいね。ではまた!