投稿日:2022年2月22日 | 更新日:2023年9月28日
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前回紹介した鴻池新田駅から徒歩圏内にある、鴻池水みらいセンターの施設内にある「下水道ふれあいプラザ」を訪問したときの記録です。
鴻池水みらいセンターには、大阪広域の新旧にわたるデザインマンホールが展示されています。その数、全部で47枚!!マンホールファンにとってはたまらん場所です。
今回は下水道ふれあいプラザで撮ってきたマンホール蓋を全部紹介します。写真が多いのでテキストは少なめです。では出発!
※2018年7月現在の情報をもとに書いております。
鴻池水みらいセンター下水道ふれあいプラザまでのアクセス
鴻池水みらいセンター・下水道ふれあいプラザは、最寄りの鴻池新田駅から徒歩約10分でアクセスできます。
鴻池新田駅北口を出て左折し、「寺島ポンプ場前東」まで歩いたら右折。寝屋川を渡ったらすぐに着きますよ。
寝屋川を渡ったときに見えた景色。奥に見える山は生駒山でしょうか?
施設が見えてきました。
見学者が入れる門に着きました。
下水道ふれあいプラザに入ると、デザインマンホールに関する案内がありました。英語でも案内が書かれてる。海外の方も日本のマンホールに興味をもってくれているのでしょうか?
どこにどの市町村のマンホール蓋があるかを案内するプレートもありました。案内板を参考に、蓋を見ていきましょう。
鴻池水みらいセンター下水道ふれあいプラザのマンホール蓋をほぼ全部紹介
ご覧のとおり、ずらりと並ぶ蓋たち。私は下水道ふれあいプラザのマンホール47枚のうち、42枚撮影してきました。
まずは、大阪府流域下水道50周年を記念して造られた、もずやんのマンホール。バックには、大阪府の木・イチョウと大阪府の花・うめが描かれてます。
こちらが、もずやんの前のデザインだそうです。イチョウとうめですね。
4枚まとめて紹介。左上は、町の花・タンポポを描いた豊能町の蓋。右上は箕面大滝と真っ赤なもみじを描いた、箕面市のマンホール蓋です。
左下は池田市で、中央に市の鳥・ヤマバト、その周りに市の花・サツキツツジと市の木・クスノキを描いてます。
右下の豊中市は、市の花・バラとマチカネくんを描いてます。マチカネくんは、マチカネワニ化石が出たことから誕生したそう。赤いデザインの蓋は貴重みたいです。
私が一番おすすめなのが、島本町の昔のデザインマンホール。汚水管マンホールが正方形って珍しさがたまらん。不思議なデザインも素敵です。
左上の枚方市から。市の花・キクを大胆に描いた蓋で、歌川広重が描いた三十石船をイメージしています。右上は、市の木・クスノキと市の花・サツキを描いた四條畷市のマンホール蓋です。
左下は交野市のマンホールで、市の鳥・キジ、市の木・サクラ、市の花・ツツジが描かれてます。
右下は、江戸時代から伝わる祭り・野崎まいりを描いた大東市の蓋です。
東大阪市の旧デザイン蓋も展示されてましたが、こちらは下水道プラザに行く途中の道で見つけたものを撮影。市の花・ウメが描かれ、花びらが「ひ」の形をしているこだわりっぷりです。
また左上から紹介。岸和田市のマンホールは中央に市の花・バラ、その周りに市の木・クスノキを描いてます。岸和田市は新デザインが誕生したので、こちらは貴重度が増しそうです。
隣は、町の花・サツキを描いた忠岡町のマンホール。左下は市の花・コスモスを中央に描いた貝塚市のマンホール。アルファベット表記もあってハイカラなおしゃれ感があります。
右下は市の花・イチョウの葉を華やかにあしらった、泉佐野市の蓋です。昭和から現存するデザインですが、新たなカラーバリエーションやデザインも誕生したので、貴重度が増すかもしれませんね。
熊取町の旧デザインマンホール。中央にマスコットのジャンプ君、その周りに町の花・ヒマワリが描かれてます。
左上は、河内木綿の伝承の地・八尾市のマンホール。このカラーは旧デザインのようです。柏原市の蓋は、特産品のブドウを大胆に描いてます。
左下の松原市は、市の木・松と市の花・バラをデザイン。隣の藤井寺市のマンホールは、市の木・ウメを描きつつ、外周は仲哀天皇陵古墳をモチーフにしているそうです。
やっと半分紹介したかな?こちらは2005年に堺市に編入合併された、旧美原町のマンホール。町自体がなくなったので、レア中のレアな蓋です。
名産品の玉ねぎを可愛く描いた、田尻町のマンホール蓋。これも結構お気に入り。
たまねぎの隣には、市の木・マツと市の花・サツキを描いた、阪南市のマンホール。
左下は市の花・ウメを描いた泉南市の蓋です。右下の岬町のマンホールは、中央でシンボルの海を表現し、町の花・ツツジ、町の木・マツを周辺に描いてます。
左上は重要文化財・旧杉山家住宅などを描いた富田林市のマンホール蓋。隣の河内長野市は、市の木・クスノキ、市の花・キクをデザイン。
左下は毛布の町として知られる、泉大津市の羊さんマンホール(かわいい)。隣は市の花・スイセンを描いた、和泉市のマンホール蓋です。
左上は聖徳太子御廟の守護寺である叡福寺や町の花・サツキを描いた、太子町のマンホール。隣の河南町は、町の木・サクラと町の花・ユリをデザインしています。
左下は羽曳野市の古墳群をイメージしたマンホール。隣は千早赤阪村の蓋で、村の木・クスノキと村の花・ヤマユリ、金剛山を描いてます。
ちょっと映りが悪いですが、無理やり紹介。左上は堺市の市政100周年マンホールです。
隣は大阪狭山市のマンホール。市の木・サクラと市の花・ツツジを描いてます。左下には泉北環境施設整備組合の蓋があるのですが、見切れちゃいました。
右下は天女の住まう街で知られる、高石市の羽衣天女を描いたマンホールです。
最後は、国際花と緑の博覧会(花の万博 EXPO’90)を記念してデザインされたマンホール。マスコットのはなずきんちゃんが描かれてます。こちらだけ下水道ふれあいプラザじゃなくて、本館(管理棟)1階にあるのでご注意くださいませ。
撮影しそびれちゃったのは下記の自治体です。ぜひ、足を運んだときにご覧になってみてください。
- 能勢町
- 茨木市
- 高槻市
- 吹田市(旧)
- 摂津市
当時は真夏の暑い中で取材して、新幹線の時間も気にして、蓋をコンプリートする余裕がなかったんですよ。。私も撮りそびれを補完しに行きたいです(涙)
鴻池水みらいセンター下水道ふれあいプラザのマニアックな設備たち
下水道プラザは、デザインマンホール蓋を展示してるだけじゃありません。下水管のために穴を掘るシールドマシンも間近で見られます。
シールドマシン中央にある、小さな機械に寄ってみましょう。
シールドマシン操作盤です。1990年代に使われてたもので、古いタイプなんだそうですが、逆にレアかもしれません。
同じく敷地内にあったメカ。モニターがブラウン管テレビっぽいので、これも古いタイプなのかなあ。
シールドマシンの手前にある赤い筒に寄ってみました。「小口径推進機」というそうで、掘り進みながら土砂を泥水と一緒に地上に届けます。最大100m以上掘り進められるんだとか。
こちらは、「ミニシールド推進機」。直径90cm~2mのトンネルを掘ることができて、機械の中に人が入ってスコップで土を掘るんだそう。500m以上の長いトンネルも掘れます。
「ミニ」って名前のわりにデカいと思ったら、人が入れるのか。そりゃ大きいわ。
ほかにもマンホール蓋の断面図も見られました。思ったより大きくて、思ったより分厚くて、初めて見たらビックリするかもしれません。私はビックリしました。
記念にもずやんのマンホールカードをもらって帰ろう
下水道プラザを出て、近くにある白い建物「鴻池水みらいセンター管理棟」に行くと、マンホールカードをもらえます。
というわけで、もずやんのマンホールカードをゲット。実は初めてマンホールカードをゲットしました。ぼちぼち集めたいと思います。
こんな感じで、鴻池水みらいセンター下水道ふれあいプラザを楽しんできました。鴻池水みらいセンターの敷地内には、鴻池スカイランドもあって、バラ園や広大な芝生の広場などで遊べるそうです。こちらも楽しそうですね。
鴻池水みらいセンター下水道ふれあいプラザのアクセス・見学時間など
見学時間:9:00~17:00
見学料:無料(ただし要予約)
マンホールカード配布時間:9:00~17:30
休園日:土日祝、年末年始
アクセス:鴻池新田駅から徒歩約10分
公式サイト(大阪府):https://www.pref.osaka.lg.jp/tobugesui/kouhou/gesuidohureai.html
マンホールカード配布情報(大阪府):https://www.pref.osaka.lg.jp/gesui_jigyo/dezain/
※余談※
読売新聞大阪版(2022年2月9日夕刊)の「あちこち聖地」というコーナーで鴻池水みらいセンターに関するコメントを載せていただきました。いちマンホール愛好家として鴻池水みらいセンターの魅力を紹介しています。
先日お話した読売新聞の紙面とご対面。通常通りテンション高めにマンホールについて語ってる様子が紹介されております。
デザインがどれもユニークで美しいので、蓋に興味がない方もきっと楽しめるスポットです!ぜひ足を運んでみてください。 pic.twitter.com/B2y8oqVh9t
— かのえかな-駅とマンホールと野球- (@kanoekana) February 14, 2022
長くなっちゃいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。