人吉発のローカル鉄道!くま川鉄道で途中下車の旅‥九州旅行 2019 ⑦

投稿日:2019年5月15日 | 更新日:2023年9月28日

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青春18きっぷ旅・2019春@九州シリーズ、7日目のエピソードです。前回は熊本県の人吉駅に到着し、そのまま宿泊。そして今回は、人吉に始発駅があるローカル鉄道・くま川鉄道の1日乗車券を使って遊び倒したいと思います。

くま川鉄道は、オシャレな車両にレトロな駅舎など、鉄道旅好きにはたまらない見どころ満載でした。

ここまでの旅話を振り返りたい方は、こちらからどうぞ。



18きっぷで九州旅行 2019!7日目の旅程

10:25人吉温泉駅- 10:47おかどめ幸福駅(散策)
11:51おかどめ幸福駅(人吉温泉行)-11:54木上駅(散策)
12:59木上駅(湯前行)-13:24湯前駅(散策)
13:36湯前駅(人吉温泉行)-13:44多良木駅 (散策)
16:41多良木駅-17:19 人吉温泉駅(ホテルへ)

気になる駅がたくさんあったのですが、今回はとりあえず4つの駅を訪ねることにしました。

出発前にくま川鉄道についておさらい

くま川鉄道って初めて聞いたという人のために(そして自分のために)、くま川鉄道について簡単なご紹介を。

くま川鉄道は、人吉温泉駅~湯前駅間 24.8 kmを結ぶ熊本県のローカル鉄道です。停車駅は全部で14あり、人吉市のほか球磨郡の多良木町やあさぎり町などにも停車します。

1日乗車券は大人1,200円、小児(12歳未満)600円で買えます。

本当に簡単な紹介だけですが、さっそく出発しましょう!




人吉温泉駅に到着!オシャレな車両にうっとり

そんなわけで人吉温泉駅です。1日乗車券を購入し、車両に乗り込みます。

こちらは、くま川鉄道の田園シンフォニー車両。季節ごとに色が変わりまして、私がのった時期は4月なので春の黄色(KT503)でした。

田園シンフォニーのデザインは、数々の豪華列車を手掛けたことで知られる水戸岡鋭治氏によるもの。

昔のおもちゃが飾られている木製の棚に、背もたれのカーブが個性的なロングシート&ソファーなどなど、乗り込んだ瞬間にテンションが上がります。

私は贅沢にも4人掛けのボックスシートに着席。座面(いすのお尻を置く部分)のデザインがいろいろあって、みんなカラフルで可愛いです。

折り畳み式の木製のテーブルも付いてました。思わずこけしのはれぎちゃんの撮影をしてしまいました。

そんなこんなでウットリしている中、列車は人吉温泉駅を出発しました。

おかどめ幸福駅で幸福の切符をゲット

くま川鉄道の駅の中でも特に知名度が高そうなのが、こちらのおかどめ幸福駅。日本で唯一、駅名に“幸福”という言葉が入っている縁起の良い鉄道駅です。

駅出入り口にある“幸福祈願金鳴らし”や黄色い“幸せの幸福ポスト”といった見どころ満載。こちらもはれぎちゃんと記念撮影。

はれぎちゃん、旅疲れでくたびれてるのでメンテナンスして幸せにしてあげたいです‥。

駅の隣には売店があり、こちらでは“おかどめ幸福きっぷ”が売られています。台紙が干支やハート形などいろいろあったのですが、私はくまモンバージョンをゲットしました。

近くには地名の由来になっている、岡留熊野座神社があるので参拝してきました。

次は登録有形文化財の木上駅へ!

続いて訪れたのは、木上駅。“きのえ”って読むのか。私のペンネームにちょっと似てて親近感湧きます。

さて、こちらの駅は登録有形文化財に登録されているんですよ。そのお姿がこちら・・

し、しぶい!駅待合所とプラットホームが登録有形文化財なのですが、正直言われなきゃ分からないって人、多いかと思います。かく言う私も・・ゲフンゲフン。

周りはこの通り、田畑&田畑(ときどき車)!というローカル鉄道らしいのどかさ。無人駅ということもあり、たっぷり独占させていただきました。



猛ダッシュで湯前駅を探索

3駅目の湯前駅。こちらも駅舎が登録有形文化財に登録されています。ベンチの横にプレートがありました。

冒頭の旅程に書いた通り、ここは滞在時間が短いためマッハで駅舎探索を使用と思ったのですが、ここで駅舎撮影をしていたときに明らかに出張中のサラリーマンな男性につかまる。

なんの用かと思ったら「駅と自分のツーショット撮ってください」と頼まれてしまい、急きょ撮影会開始(涙)そのオチは予想してなかった・・。

それでも駅周辺もマッハで歩き回り、どうにか数枚撮影ができました。

多良木駅で濃厚な時間を過ごす

そして最後に訪ねたのが、多良木駅。こちらは湯前駅と違って時間がたっぷりあります。

駅ホームには絵馬が飾られているほか、こちらのえびす像があり、えびす様の下にはおみくじもありました。

えびす様の後ろのレンガで縁取られた不思議な形の窓が気に入ったので、バックにしてパシャリ。おみくじは引きませんでした。以前すごく良いのを引いたので、今は引く気がしないのです。

数ある駅から、なぜ多良木駅を選んだかというと・・駅舎の屋根が気に入ったからです。ブロッコリーみたいで良い感じでしょ?私ブロッコリー好きなんです。下ごしらえ面倒だけど。

え?理由それだけ?と言われそうですが、それだけです。

多良木駅のそばには、寝台特急 はやぶさを再利用した“ブルートレインたらぎ”があります。

こちら車両が展示されているだけじゃなく、簡易宿泊施設なので泊まれるんですよ!

私は宿泊客以外も見学できるスペースを見させてもらいました。昔のJRのポスターがいっぱい飾られていて、なかなか面白かったですよ。

お腹がすいたので、近くの物産館でこちらのパンとおむすびを購入。

2019年3月31日に閉校したという多良木高校の名前が入ったハムサンド。そして“世界パン”というインパクト大なお店の名前。

きっと地元の方にとってはすごく思い入れがある1品なのではないでしょうか。

レトロなハムとつぶしたゆで卵が美味しかったです。

モグモグしている間に数人の学生さんから挨拶されました。物産展の正面に石倉があるのですが、そこでライブ(卒業コンサート)をしていたようで、歌声が少し聞こえました。

挨拶してくれた学生さんは、出番に備えて外で練習していた子たちでした。

そんなわけで石倉に興味を持つ。正式には「多良木町交流館 石倉」と言うそうです。

コンサート観てみたかったけど、部外者は入れなさそうなので別のイベントを見に行きました。

それがこちら、「たらぎひなまつり散歩道」です。すんごいたくさんの雛人形が飾られていて、見れば見るほど世界観に吸い込まれました。

入場料無料なのですが、イベント存続のために維持費(募金?)を募っているようなので私も少しばかり払ってきました。

子供たちによるお手製の雛人形も良かった!子供の絵とか工作とか詩とか習字とかって、すごく見ごたえあって好きです。

滞在時間が長い多良木駅でしたが、こんな風にいろいろ回っていたらあっという間に電車の時間になっていました。

そして人吉温泉駅に帰る

へっとへとになりながら人吉温泉駅に着き、宿泊先の一富士へ。

夕飯は、人吉に来たらこれ食べなきゃっていう駅弁を。そうです、人吉駅弁やまぐちの「栗めし」です。

栗の形をしたお弁当箱が可愛い!大きな栗がゴロゴロ&卵焼きやら茹で海老やら煮物やらのおかず盛りだくさんで美味しくいただきました。

デザートは秋山製菓舗の温泉饅頭。よくある温泉饅頭と違って、皮がカリカリしていて新鮮な美味しさでした。

なんでこの温泉饅頭を選んだかというと・・野球ファンの人はお察しでしょう。

秋山翔吾選手のせいです(お店と何の関係もありません)。

宮崎県の南郷で吸収した西武ライオンズエキスは、熊本に着いてもまだ残っているようです。

長くなっちゃいましたが、今回はこの辺で。次回は人吉を出て、熊本県の皮尻を訪ねた後、佐賀県入りして鳥栖に行きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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